2021年10月期、2022年1月期の2クール連続放送となる、西島秀俊主演のドラマ「真犯人フラグ」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)の第4話が11月7日に放送。世間から“真犯人フラグ”を立てられて、どんどんつらい状況になる凌介(西島)がふとこぼした涙に、視聴者からは反響が。一方で怪しさを増した人物の描写も注目された。(以下、ネタバレがあります)
凌介が家族を思い出して涙
同作は、ごく普通の真面目なサラリーマン・凌介が、日本中の注目を浴びる“疑惑の男”になりながらも、家族失踪の真実を追うミステリー。企画・原案の秋元康をはじめ、2019年に放送されたドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)の制作スタッフが再集結したことも話題になっている。
ある日、妻・真帆(宮沢りえ)と娘・光莉(原菜乃華)、息子・篤斗(小林優仁)が忽然と姿を消してしまった凌介。“悲劇の夫“として注目されるが、当日夜に飲酒していた様子を投稿したSNSが発見され、一転して“真犯人フラグ”を立てられてしまった。
第4話は、ますます抗議が殺到した会社からの要請で、凌介は世間に誹謗中傷を止めてほしいと訴える記者会見を開いた。
部下の瑞穂(芳根京子)と練習をしてから記者会見に臨んだ凌介だったが、家族の失踪当日に凌介が駅で陽香(生駒里奈)に人違いされたときの写真が会見前夜に拡散されており、不倫ではないかと問い詰められた。
凌介はきっぱりと否定し、不確かな情報源をただすことで疑惑を収められたかに思われたが、会見が終わる直前に警察発表されていない冷凍遺体についての質問が投げかけられ、同席していた支社長らによって会見は強制終了。凌介は出社停止を命じられてしまった。
そんななか、疲れ果てて帰宅した凌介のもとに同じ団地に住む朋子(桜井ユキ)が訪ねてきた。真帆から作り方を教わったというがめ煮を食べた凌介は、思わず涙した。
家族で食卓を囲んでいたときのことを思い出し、張り詰めていたものが途切れたかのような凌介の姿は、真犯人を探す考察が盛り上がる視聴者から「もらい泣きした」との声が上がった。