ミュージカル・コメディ「恋のすべて」あらすじ
ニック・テイラー(稲垣吾郎)は探偵。過去に大切な探偵仲間シドを事件で亡くしている。シドの未亡人に送金しているためいつもお金がない。
クラーク・キャンピオン(羽場裕一)は、手広く事業を行う経営者。コニー(花乃まりあ)という箱入り娘がいるが、最近、テディ・モーリー(松田凌)という若者が娘の周りをうろついていることを苦々しく思っている。ただ、富豪の未亡人でテディの母、カミラ・モーリー(北村岳子)に工場への投資を頼んでいる手前、テディを追い払うことはできない。
テディはどうやらコニーの20歳の誕生日にプロポーズをしようとしているらしい。クラークは、カミラからの投資の契約が終了するまで、コニーをテディから遠ざけるという任務をニックに依頼する。「娘を君との恋に落としてくれ」。破格の依頼料に、仕事を引き受けるニック。一緒に時を過ごすうち、2人の間には「恋のような感じ」が漂い始める…。さらにクラークは、自分の愛人ザラ・エイミス(石田ニコル)を使ってテディを誘惑しようとする。
やがてカミラはテキサスの油田開発事業への投資が失敗し財産を失う。クラークも缶ビール事業が失敗に終わり財産を失う。損得抜きの関係の中で2人の間には心の交流が生まれるのだが…。
【公演期間】2022年2月11日(金・祝)~2月27日(日)
【会場】東京・東京建物Brillia HALL
【出演】稲垣吾郎、花乃まりあ、石田ニコル、松田凌、北村岳子、羽場裕一
【演奏】青柳誠(pf)、高橋香織(vln)バカボン鈴木(b)、三好“3吉”功郎(g)、仙波清彦(perc)
【作・演出】鈴木聡
【作曲・音楽監督】青柳誠