＜恋せぬふたり＞岸井ゆきの&高橋一生のキービジュアルが公開！“チェリまほ”脚本・吉田恵里香「忘れずに伝えていきたい」
岸井ゆきのと高橋一生が主演を務めるよるドラ「恋せぬふたり」(夜10:45-11:15、NHK総合)。2022年1月10日(月)のスタートに向け、脚本を務める吉田恵里香らがコメントを寄せ、フォトグラファーの石田真澄が撮影したキービジュアルを公開した。
同作は、アロマンティック・アセクシュアルの男女が出会い、同居生活を始めるコメディ。岸井が“恋愛”を前提としたコミュニケーションになじめない女性・咲子を、恋愛感情を抱かない、他者に性的に惹かれない男性・高橋羽(さとる)を高橋一生が演じる。
アロマンティックとは、恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かないことで、アセクシュアルとは、性的指向の一つで他者に性的に惹かれないことであり、どちらの面でも他者に惹かれない人を、アロマンティック・アセクシュアルと呼ぶ。
「恋せぬふたり」の脚本を務める吉田は、ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(2021年、テレビ東京系)でも脚本を担当。
吉田は「恋愛ありきの世界だけでなく、周りが決めた『当たり前』に振りまわされて疲れているあなたに届く作品になっていること、そして何年か後には『当然のことを何を仰々しく言ってるんだ』『古い』なんて言われるくらい世界が変わっていることを心より願っています」と今作に込めた思いを語った。
また、制作統括の尾崎裕和は「“この社会を生きる全ての人がきっと笑顔になれる”ドラマにしたい。でもどうやったらそんなことができるんだろう？脚本の吉田恵里香さん、主演の岸井ゆきのさん高橋一生さんをはじめとするキャスト、スタッフみんなで一緒に考え悩んで作ってきました。中村健さんたち考証スタッフの3人、そして取材させて頂いた当事者の方たちの言葉を頼りに、今少しずつその形が見え始めています。みなさんに一緒に見て感じて頂くことで完成する、そんな作品だと思っています。全ての人がきっと笑顔になれますように ぜひご覧ください！」と明かした。
さらに、石田がフィルムカメラで撮影したキービジュアルも公開。咲子(岸井)と羽(高橋)の二人が階段の中ほどにたたずみ、セクシュアリティや指向の内面性、友人・恋人・家族・同僚という関係性、様々な曖昧な境界線が、ひとつの世界の中にあることが表現されている。
「恋せぬふたり」第1話(2022年1月10日[月]放送)あらすじ
“恋愛”を前提としたコミュニケーションになじめず日々暮らしている咲子(岸井)。ある日、会社の後輩が企画した“恋する〇〇”キャンペーン商品を見にスーパーへ訪れた際、店員の高橋(高橋)から「恋しない人間もいる」と言われ、ハッとする。
咲子は結婚をせかす母・さくら(西田尚美)のいる居づらい実家を出て親友・千鶴(小島藤子)とのルームシェアを計画するが、千鶴が元カレとヨリを戻したことでドタキャン。心が折れそうになった咲子はネットで「アロマンティック・アセクシュアル」という言葉と出会い…。
