どう生きていくかを見つけることが“SUPER RICH”な人生に
会社存続の危機や、仲間の裏切り、パートナーの大怪我など、様々なことが巻き起こった「SUPER RICH」だが、ラストシーンはとても穏やかであった。家で優とほっとした時間を過ごす衛は、2人でラーメンをすすりながら今後のことをのんびり話す。
人生に野望を持ちつつも、優は衛に「あなたがいたらどこでもいいです」と、衛が何にも代えがたい存在だということを改めて告白。それに対して衛は、基本的に「お金はなんぼあってもいいから」と、自分の中にお金を稼ぐことへの大きな意欲を示しつつ、「人間生きていくだけでめっちゃお金かかるから。お金の心配せんと、楽しく皆と仕事して、おいしいごはん食べて、フカフカのベッドで寝る。隣りには優くんがいてさ。それがたぶん私の…」とセリフを締めた。直後に「SUPER RICH」というタイトルが出て放送が終了。
主人公の衛をはじめ、登場人物それぞれが自分にとって大切なこと、大切な人、譲れない時間などを見つめてきた今作。豊かさという意味を持つ“RICH”な状態に心を保つには、様々な経験を積んで、自分で生きる基準を決めていくと答えが見えてくるのだろう。視聴者はSNSに「あー楽しいことを仕事にしたいなって思えたドラマだった」「キャストの雰囲気がとても良い作品だったね」「どこに着地するのかなと思っていたけど見てきて良かった」等の感想が並んだ。