三村&小峠が語る、村田渚の「ためるツッコミ」
三村マサカズは、以前「お笑い実力刃」出演時に「村田渚のツッコミを参考にした」と話していた。改めて直撃すると「俺が全部教わったみたいになる(笑)」と釘を刺しつつ、「関西のドンッ!っていうツッコミがうらやましかった」と語る。
「ノリツッコミじゃないけど、我慢して我慢して……違うだろ!みたいなあの感じ。あのツッコミが、一緒に色んな舞台まわっているところで、密かに俺も手に入れたアイテムなのかなって」(三村マサカズ)
村田のツッコミについては、小峠英二も言及。村田はコンビ解散後、いくつかの事務所を渡り歩き、最終的に小峠と同じSMAに所属。元坂道コロンブスの松丘慎吾と漫才コンビ「鼻エンジン」を結成し、M-1グランプリ2005では準決勝まで勝ち残っている。事務所では小峠は後輩にあたる。
「ツッコミでこんなに笑いを取れるんだっていうのを、最初に目の前で見せていただいた方かもしんないですね(中略)俺やっぱ、あの人のツッコミのスゴさって『間』だと思うんですよね。ちょっとためて、バーン!っていう」(小峠英二)
ツッコミが早すぎると、お客がボケを飲み込めないまま次に進んでしまう。逆にツッコミが遅すぎると、ボケは効力を失って笑えなくなってしまう。ボケを適度に“泳がせる”のは、プロでも難しい。
そのあと流れたコントは「取り調べ」。ツッコミに間に注目して見てみると、村田がボケのフレーズによって緩急を付けているのがわかる。耳馴染みに時間がかかる単語はゆっくりと、わかりやすいものは切り詰める。全ボケ外さないまま、あっという間に時間は過ぎる。