お笑いコンビ・パンクブーブーの佐藤哲夫は、もちろん漫才が本業であるが、プラモデルの腕前がかなりのものであり、2016年に行われた「ガンプラビルダーズワールドカップ」の日本大会では全国2位に輝いた実績を誇っている。佐藤個人のインスタグラムでも、「吉本プラモデル部」として、制作したガンプラの写真を発表している。そこで、WEBザテレビジョンでは、佐藤の知られざる"特技”についてインタビュー。全国2位にも輝いたの好成績を振り返り、「『M-1』などで培った経験が活かせた」と語り、お笑いとの共通点に“エンターテイメント性”を挙げる。また、「吉本プラモデル部」としての活動について、「プラモデルの楽しさをより多くの人に伝えたい」と目標を述べた。
“ガンプラ”全国2位の好成績!「作る技術は高くない」と謙遜も「M-1で培った経験が活かせた」
――プラモデルにハマった、作るようになったきっかけをお聞かせください。
4~5歳の頃、ガンキャノンのおもちゃだと思ってお小遣いで買ったのが、ガンキャノン用の塗料セットでした。悲しくて泣いてしまった私を、父が次の日プラモデル屋さんに連れて行って、(機動戦士ガンダムの)量産型ズゴックのプラモデルを買ってくれたのがきっかけでした。
――「ガンプラビルダーズワールドカップ」の日本大会(2016年)で2位の実績をもっています。アングルにもこだわった精巧なジオラマから、「パッケージ絵風」塗装まで個性的な作品を発表されていますね。
プラモデルを作る技術は決して高くありません。ただ、コンテストというシステムの中での戦い方に関しては漫才のコンテストにも通ずる点も多く、理解していたのではないかと思います。それから、一年間を通してコンテストに懸けるモチベーションの維持なども「M-1」などで培った経験が活かせたのではないでしょうか。
プラモデルとお笑いの共通点は「頑張れば頑張っただけ反応が返ってくる」
――プラモデルの面白さや魅力についてお聞かせください。
この年齢になると、何をやるにも能力的に下降傾向にあり上達しにくいものですが、プラモデルは知識と根気と家族の理解さえあれば、この年齢(45歳)からでもグングン上達していきます。自分が上達していくのをいまでも実感出来るのは至上の喜びです。
――お笑いとプラモデル、共通点があればお聞かせください。
頑張れば頑張っただけ見てくれる人達の反応が返ってきます。自己満足的な楽しみもありますが、私としては、こういったエンターテイメント性もお笑いとの共通点ではないかと思っています。
――最近では「吉本プラモデル部」での活動も行っています。「吉本プラモデル部」を通しての目標があればお聞かせください。
我々が子どもの頃、プラモデルというジャンルは、子ども達の遊びの中でもナンバーワンの人気を誇っていました。自分で何かを作り上げることをみんな楽しんでいました。今の子どもたちにもきっとその楽しさは伝わるはずだと思います。それをより多くの人たちに伝えていくのが我々の目標です!