土屋太鳳が主演、松下洸平が共演する新ドラマ「やんごとなき一族」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)が4月にスタートすることが分かった。土屋はフジテレビ系連続ドラマ初出演にして主演を務める。また、松下と共演するのは初めてとなる。
上流社会の一族に嫁ぐが…
本作は、「Kiss」(講談社)で連載中の、こやまゆかりの同名コミックが原作。庶民の家庭から上流社会の一族に嫁ぐことになった主人公・篠原佐都(しのはら・さと／土屋)が、理不尽な一族のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながらも、夫・深山健太(みやま・けんた／松下)と共に真正面から立ち向かい奮闘する“アフター・シンデレラ・ストーリー”。
下町育ちの主人公が嫁ぐことになったのは、江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手掛け莫大(ばくだい)な資産を有する一族。一等地に建つ豪邸に住み、一流の品々に囲まれ、華やかなうたげを楽しむ…。しかし、これはただの玉の輿(こし)ではない。
誰もがうらやむ豪華絢爛(けんらん)な一族の栄華の影にあるのは、“嫁VSしゅうとめ”、“本妻VS愛人”の戦いや後継者争い、いまだに残っている“男尊女卑”など、壮絶な試練の数々。そんな魑魅魍魎(ちみもうりょう)がうごめく一族に真っすぐに立ち向かう主人公によって、ワケあり一族の本当の姿が次々と暴かれていく。
“普通の家族”になるため奮闘
土屋が演じる主人公・篠原佐都は、母と二人で大衆食堂・まんぷく屋を営む下町育ちの女性。芯が強く、明るい性格で、食堂の看板娘として常連客からかわいがられている。
ある日、交際中の深山健太(松下)からプロポーズされ、それを受け入れる。身分の格差を理由に深山家の親族からは結婚を猛反対されるが、純朴で庶民的な健太を信じ、駆け落ち同然に入籍。はじめは深山家の旧態依然ともいえる上流社会ならではのしきたりの数々に納得できずにいたが、健太の心中に“深山家を普通の家族にしたい”という願いがあることを知り、深山家に入って戦うことを決意する。
一方、松下が演じるのは、佐都の夫となる深山健太。400年以上続く由緒正しき名家である深山家の次男でありながら、明るく気さくな性格で、教養もあるジェントルマン。独裁的な父・圭一(けいいち)や深山家の慣習に対して幼い頃から嫌悪感を抱いていたため、学生時代に家を出て一人暮らしを始め、深山家とは無関係の会社に就職した。
佐都と出会い、人情味あふれた彼女の家庭に憧れを抱いており、深山家のことも“家のために誰かが傷つき、犠牲になるようなしきたりや、親族同士の争いごとのない、普通の家族になりたい”と願っている。佐都との結婚後、父・圭一の策略によって再び深山家での生活を始めることになる。
また、脚本を務めるのは、「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)や「この恋あたためますか」(2020年、TBS系)などを手掛けた神森万里江。演出は「コンフィデンスマンJP」シリーズや「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(2020年)、「イチケイのカラス」(2021年)などの田中亮が担当する。
