2月3日、都内にて舞台「スラップスティックス」囲み取材・公開ゲネプロが行われ、取材会に木村達成、桜井玲香、小西遼生、壮一帆、金田哲(はんにゃ)、マギーが登壇。稽古と地方公演を通して知った、共演者の意外な一面を語った。
映画作りに情熱を注ぐ人々を描く
同作は、劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の戯曲の中から選りすぐりの名作を、演出家たちが異なる味わいで新たに創り上げる連続上演シリーズKERA CROSS(ケラクロス)の第四弾。
サイレント映画からトーキーへと転換期を迎えるハリウッドを舞台に、激動の時代に映画作りに情熱を注ぐ人々を、映画への愛と希望に溢れる一人の青年を通じて描いている。
金田哲「最終日まで痩せないように頑張っていきたい」
主人公のビリー・ハーロックを演じる木村は、「北千住から始まり、大阪、博多、名古屋へ行き、こうやって東京に帰って来られてうれしいです。お客さんがビリーというフィルターを通して1920年代にタイムスリップしてもらうように見ていただければと思います」とあいさつ。ビリーの初恋相手であるアリス・ターナー役の桜井も「このステージに立てること、改めて気持ちが引き締まります。どんどん進化していると感じているので、少しでも多くの方に見ていただけるように頑張りたいです」と意気込んだ。
また、伝説のコメディアン・アーバックル役を演じる金田は「ちっす」とおちゃめにあいさつ。自身の役柄を「悲劇と喜劇の間をさまよう役なので、稽古は苦労しました」と明かしつつ「とてもすてきな作品だと胸を張って言えます」と笑顔。「ただ、見ての通り太っている役ですが、公演を重ねるごとに僕自体は痩せていっているんです」と不安を明かし、「最終日まで痩せないように頑張っていきたい」と気合いをアピールした。