俳優の高畑充希が2月20日放送の「日曜日の初耳学」(MBS/TBS系)に出演。林修のインタビューに答え、自身の原点だというミュージカルへの思いや、30代を迎えた現在の心境について語った。
“失敗してもまぁいいか”精神は親譲り
「舞台鑑賞が大好きな両親のもとに育ったので、小さい頃からいろいろな演劇を見てきた」と語るなど、幼い頃から舞台は身近なエンターテインメントだった。ミュージカル俳優に小学生の頃から憧れがあったという。
何度もオーディションを受け、9621人の中から山口百恵トリビュートミュージカルの主役に抜てき。芸能活動を本格化するため、15歳で大阪から一人で上京した。
林先生が「ご両親は心配されたんじゃないですか？」と尋ねると、高畑は「両親は本当に心配していましたね。1～2年で挫折して帰ってくるだろうから、10代だし一回出してやるかって思ったらしいんですけど」と回想。
これを聞いた林先生は「『失敗するからやめなさい』じゃなくて、『失敗するだろうから1～2年待とう』っていう、この差は大きいですね」としみじみ。高畑も「そうですね、本当にありがたいなって。“失敗してもまあいいか”精神は親譲りで培われました」と笑顔で頷いた。
つかみどころのない役をやる時は…
その後、数々の舞台・ミュージカル、テレビ、映画で活躍し、連続テレビ小説には「とと姉ちゃん」(2016年、NHK総合ほか)ヒロインを含め二度出演。日本テレビ系の「過保護のカホコ」(2017年)や「同期のサクラ」(2019年)など、複雑な背景を持つキャラクターを演じた作品も多い。
林先生が「結構難しい役をずっとやっていらっしゃる印象があります」と振ると、高畑も「難しいです。『なんじゃこりゃ』って毎回思います」と苦笑しつつ、「つかみどころのない役をやる時は、あえて自分もつかみどころないまま入ったりすることもあります」と打ち明けた。
2021年12月に30歳を迎え、2月には初めてのフォトエッセー集「穴があったら入ります」を出版した。同書には、30歳を目前にモヤモヤを感じていることを匂わせる記述も…。当時、30歳を迎えることに対するプレッシャーを周囲の言動から感じとり、「30歳までに何者かにならなきゃいけないのかな」と悩んだという。
その気持ちを変えたのが、イギリスに住む日本人の知人にかけられた言葉。「(その人に)『日本では30歳になる時にすごい選択肢を迫るけど、それがイギリスでは40歳なんだよね。その感覚が10年違うんだよね』って。『まだまだ若いんだから好きなこといっぱい試して挫折もいっぱいあっていいんじゃない？』っていう感じで…。“だよな”と思いました」「年齢に縛られてもいいことないなって」と朗らかに語った。
親友・有村架純もVTR出演！
番組では、プライベートで親友だという有村架純もVTRでコメントを寄せた。「みっちゃんは絵文字を使わないんです。(メッセージの文面が)すごくさっぱりしていて、気持ちいい！って思います」と明かし、仲の良さもうかがわせた。
インタビューの最後、林先生に「今後やってみたいこと」を問われた高畑。「今、韓国(のエンタメ)がすごいので、日本も日本独自の形で面白いものをどんどん作っていけたらいいな。私はミュージカル出身なので、ミュージカルの世界をちょっとずついい方向にするように頑張ろうって」と今後を見据えた。
林先生が「一番の根本にミュージカルがあるんですね」とあらためて指摘すると、高畑は「そうですね、あると思います。だから映像で頑張れるのもあります。“実家があるから頑張れる”みたいな」としみじみ頷いた。
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毎週日曜夜10:00-10:54
MBS/TBS系で放送
公式サイト：https://www.mbs.jp/mimi/
公式YouTube：https://www.youtube.com/channel/UCY6UMp-CCaztcG-Ui5OVXXA
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