清原果耶が主演を務める火曜ドラマ「ファイトソング」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の第8話が3月1日に放送された。花枝(清原)と芦田(間宮祥太朗)が続けてきた“恋の取り組み”がついに期限を迎え、2人の切ない“お別れ会”が描かれた。(以下、ネタバレがあります)
お別れ会で「ケンカしましょうか」
連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年、NHK総合ほか)やドラマ「この世界の片隅に」(2018年、TBS系)などの岡田惠和が脚本を担当する「ファイトソング」。大きな手術を目前に控えた花枝と、新曲のコンペまで後がない芦田が始めた“恋の取り組み”は、デートやキスなど必要な段階を踏み、順調に続いていた。
そして、取り組みの期限が訪れた。花枝が手術のため入院する前日、花枝と芦田は“お別れ会”をするためカフェで会っていた。
唐突に「あ、ケンカしましょうか、そうしましょう。相手のここが嫌だったとか言い合うとか。そうしましょう」と言い出した花枝。「髪の毛、ちょっと切った方がいいと思う。服も黒しか着ないし」と、芦田に対しアラ探し。いつにも増して言葉数が多いのは、別れのつらさをごまかすためだろうか。
「恋に負けるのはイヤです」
芦田も、覚悟を決めて言い返し始めた。「ずるいし。秘密あるし、教えてくれないし。…ていうか俺、別れたくない。曲のこととか関係なく、一緒にいたい」。思わずあふれ出た素直な思いを、花枝が遮った。
「お断りします。私は、そこまでじゃないです。恋に負けるのはイヤです。恋に引きずられたり、恋に引っ張られて何か変えたりするのもイヤです」。そして最後は気丈に「新曲、頑張ってください。どっかで…聴けるの楽しみにしてます」「さようなら」と言い置いて、芦田に背を向けた。後には、顔を覆って嗚咽する芦田がひとり残された。