伊藤英明、初共演の広瀬すずを絶賛「芯の強さが梅とリンクしている」内田有紀は“母娘の絆”を熱演<SPドラマ『津田梅子』>
広瀬すず(津田梅役)コメント
梅は視線も言葉もすべて相手にぶつけるような女性で、それはきっと日本人だけど中身はアメリカ人、というか、アメリカという環境がすべて自分の中に染みついた女子だからこその行動なんです。
だからこそ、内田有紀さん演じる初との母娘関係は、演じながらモヤモヤするものがありました。梅は6歳から11年間アメリカに留学していたので、お母さんに育ててもらった記憶がなくて距離感もよく分からなかったのだと思います。
お父さん役の伊藤英明さんはすごく面白くてすてきな方でした。父が母を叱りつけるような場面もあったのですが、実際の家族シーンの撮影は、伊藤さん、内田さんとも和気あいあいで、とても楽しかったです。
内田有紀(津田初役)コメント
自立が難しかった時代、女性にも輝く権利があるということを気付かせるきっかけを作ってくれたのが、津田梅子さん。どんな立場の人にも自分の意思をはっきりと伝える、それを貫いて生きて来た女性を描いています。
初が失意の梅のためにまきをくべてお風呂をたく場面があるのですが、そのときやっと彼女が自分の本音を娘に話すんです。そこはとても大事なシーンだと思い、より丁寧に演じられるよう心掛けました。
ドラマを見てくださる方には、梅と初という、明治に生きた女性の対比を感じながら、梅の切り拓いた道を楽しんでいただけると思います。
伊藤英明(津田仙役)コメント
今とはまったく違って、男尊女卑で女性に多くの権利が認められていなかった時代、津田梅子さんは自分の頭で考えて自分のやりたいことを全うした芯の強い女性だったのではないかと思います。
広瀬すずさんとは今回初めてご一緒させていただきましたが、芝居前の集中力や芯の強さが梅とリンクしているように思いました。
このドラマには家族の絆も描かれていますし、今、僕らが当たり前に受けている教育の礎や成り立ちも映し出されているので、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思っています。