もう中学生「いろんな人の背中を押したい」、再ブレイクも初著書に込めた思い（後編）

芸能一般インタビュー

2022/03/26 10:00

ネタも日めくりも、気がつくと食べ物ネタに…

冠番組「もう中学生のおグッズ！」では、タレントグッズ収集家の一面を存分に発揮！　撮影＝三宅勝士

――もう中さんが農業高校ご出身というのも影響しているのかもしれませんが、食べ物に関
連するメッセージが多いですよね。

今も「食べ物のことを言わないようにしよう月間」にしてるくらい、食べ物のことばっかり言っ
てしまうんですよね。気づいたら食べ物のことばっかり言っっちゃう。食べ物っておもしろいな
って思って、ネタ帳に書いてあるのも食べ物ばっかりですね。

(ネタ帳をめくって)貝柱とか書いてある(笑)。「昆布にはミネラル入ってる」「麺大盛り無料ならスープも無料になる日が近い」とか書いてありますね。きっと長野出身ということも影響していると思うんですが、お笑いを考える時もまずは食べ物。たとえ話もすべて食べ物になっちゃうんですよね。

――もう中さんはタレントグッズを収集していて、冠番組(もう中学生のおグッズ！)もそれが発端になっていたりするわけですけど、日めくりも集めていたんですか？

日めくりではないんですけど、TUBEさんだったり、THE BOOMさんだったり、accessさんだったり、アーティストのカレンダーは持っていますね。THE BOOMさんとシャ乱Qさんのカレンダーはいいですね～。あぁ、1999年ってうるう年じゃなかったんだ、って見返すことがあります。

――そんなグッズの中でお宝ってあるんですか？

「Mr.マリック」って書いてあるスプーンがあるんですよ。マリックさんだけに曲げやすいのかと思いきや、めちゃめちゃ硬くて曲げられない。まじで食器です。力づくでも曲がらない。マジ食器。

つらい時は、地元・長野のラジオCMに癒やされてる

――そんなもう中さんが作った日めくりカレンダーなわけですけど、もうどなたかに見せられたんですか？

まだ怖くて自分も開封していないくらいなので、人には渡していません。渡したところで気を遣うだろうなっていうのはわかるので。気を遣ったりおべんちゃら使うだろうなって。ぼく、誰かからの感想っておべんちゃらだろうなって思うんですよ。直接言う時ってなかなか本音で言えないし、褒められたりするとぼくもほっとして勘違いしちゃうから、おべんちゃらだろうなって思うようにするんです。

――日めくりにも登場する、一般人で親友の加藤さんにも渡してないんですか？

でも加藤くんには毎日電話しています。何かあるとすぐに報告するんです。加藤くんは的確なアドバイスをくれますし、ぼくが初めて「有吉の壁」に出演させていただいた時もアドバイスをくれて。電話の履歴は加藤くんと、お母さんばかりです。

――もう中さん流のスタイルで、しんどい人を励まそう、そんな内容に見受けられますが、もう中さん自身は加藤さんやお母さんと電話で話す以外に、辛い時には何をするんですか？

地元・長野のラジオを聞いています。長野のパーソナリティの方のお声も好きだし、女子アナウンサーの方が笑いすぎだなってところも好きだし。そんなにこの話で笑うかなって思いながら聞いてるんです。

特に好きなのがCMなんです、ラジオCM。アナウンサーさんたちがやられているので、同じ声で違うCMしていて。だんだん企業名が混乱してくるんですよね、「～～工業」って言って、また同じ声で「～～株式会社」って（笑）。でもそれを聞いてないとほっとしないくらい、大好きなんです。