永山瑛太“我路”vs北村匠海“十斗”
続く後半では、永山瑛太と北村匠海の演技に魅せられた。
我路の妹・愛珠が生前に会っていた辻浩増(北村)は、殺人鬼・羽喰玄斗(千原ジュニア)の息子だった。我路の問い掛けで、なぜ辻自身が連続殺人を犯すようになったかが明かされていった。
瞳の奥や言葉の抑揚に狂気をにじませる北村。妹の死の真相に迫る覚悟と怒りをにじませる永山。2人の対峙は見応えがあった。SNSには「匠海くんの十斗と我路くんの静かな対峙すごい迫力でした」「圧巻だった」といった投稿が続いた。
続編を期待させるラストに!
菅田をはじめとする俳優陣について「演技力凄まじい回だった」との声が上がった最終話。
玄斗と十斗についてのエピソードは第5話につながり、その話で整のもとに我路から届いた指輪は十斗がプレゼントされたものだったと判明。伏線が回収されたわけだが、愛珠と十斗それぞれに指輪をプレゼントしていたカウンセラーの存在という新たな謎が浮上した。
そしてラストは、整と我路が再会。我路が「君の協力が必要なんだ。一緒に行こう」と誘うシーンで終わった。複雑な構成となったこと、新たな謎が浮上したことなどに戸惑いの声が続出。Twitterのトレンドでは、本作のラストに関して「終わり方」がTOP10入りするユニークな反響となったが、それにより続編への期待値が急上昇した。
新幹線で出会った母娘に、我路のことを「気になった人」と言った整。2人の“行き先”が明かされるのは、ドラマ第2弾か映画か。余韻に浸りながら、続きを楽しみに待つ時間ができたようだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部