昨年の12月にAKB48を卒業した横山由依が4月1日、都内で開催された「舞台『三十郎大活劇』」のゲネプロに、主演を務める劇団EXILEの青柳翔、俳優の小倉久寛、演出のラサール石井と共に出席。公開前日の心境や、稽古中のエピソードを語った。
ラサール石井、横山由依を絶賛「いい感じでした」
演出のラサールは、おやつ役を務めた横山を「歩いて行く後ろ姿はとてもいい感じでした」と絶賛。続けて、「昭和当時の芸者さんってすごく綺麗なんですよ。いろいろと資料を見ていたら、1枚の写真がすごく綺麗だったので、『かわいい!この感じにして』ってメイクさんや衣装さんに伝えたんです。後でわかったんですけど、その写真は吉永小百合さんの若い頃だったんです」と秘話を話した。
公開直前の心境について横山は、「AKB48を卒業して初めての舞台出演になるので、以前ご一緒させていただいたラサールさんや、小倉さんをはじめとする本当に素晴らしい皆さんのもとで演じられることを幸せに思います」と喜びをあらわに。
横山由依「自分でも研究しました」
また、稽古の仕方について聞かれた横山は「歩き方や人との距離の詰め方を所作の先生に教えていただきつつ、『どういう角度がいいかな』っていうのを自分でも研究しました」と言い、続けて「おやつは3人登場する芸者さんの中でもちょっとお姉さんなんです。だから、他の2人とどうやって差を付けるかは、ラサールさんの演出をもらいながら自分でも考えて作っていきました」と口にした。
本作には歌や踊りのシーンもあるのだが、経験者の横山は「中川パラダイスさんに振付を教えられたので、自分がやってきたことを活かせる部分もありました」と振り返った。また、歌については「楽曲がすごくいいので、物語を盛り上げてくれる要素としてグッときます」と舞台をアピールした。
『三十郎大活劇』は、新国立劇場で4月2日(土)から4月17日(日)まで上演される。
◆取材・文=大野代樹
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