俳優の町田啓太が4月9日、都内で行われた「チェリまほ THE MOVIE 〜30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい〜」公開記念舞台挨拶に、主演の赤楚衛二、共演の浅香航大、ゆうたろう、草川拓弥(超特急)、佐藤玲、鈴之助、メガホンをとった風間太樹監督とともに登壇した。
本作は、童貞のまま30歳の誕生日を迎えたことにより“触れた人の心が読める魔法”を手に入れた安達(赤楚)と、そんな彼に好意を抱く会社の同期の黒沢(町田)によるラブコメディ。シリーズ累計200万部突破の豊田悠原作の人気コミックが一昨年10月期にドラマ化されるとドラマ賞を総なめにし、社会現象にまで発展した。
「本当に感慨深いです」
同イベントの前日に自身のInstagramストーリーズで新型コロナウイルス感染から回復を報告していた町田。
イベントでは本作を見終えた観客からの温かい拍手で迎えられ、笑顔で登壇すると「いやー、嬉しいです。本当に感慨深いですね。こうやってみんなで登壇するのも初めてですし、こういう機会をいただけたというのも皆さんのおかげだと心から思っています」と感謝した。
また、ドラマと映画の撮影で変化はあったか尋ねられると「現場に行ってみんなと会ったら、それまではソワソワしていたんですけど、行ったら全然大丈夫だと思って、不安だった気持ちは全部吹き飛びましたし、すごいパワーだなと思っていましたね」と吐露。
映画化される話を聞いた際の心境については「またみんなと会えるというのも嬉しいですし、あの続きというか、またあの世界に入れるんだって本当に嬉しかったですね」と回顧した。
ゆうたろう「(町田は)嫉妬するくらい、嫌になるくらい“完璧”」
イベントでは、本作の内容にちなみ、“もし心が読めるなら誰の心を読んでみたいか”という問いにキャストが答える企画も行われた。
町田の名前を挙げたゆうたろうは「1番、黒沢すぎて嫉妬するくらい、嫌になるくらい“完璧”という言葉が似合って、疲れていてもそういう素振りをまったく見せないですし、キャストさん、スタッフさんの中でもずっとコミュニケーションを取っているんです」と絶賛。
また、共演者の寝顔を撮ることにハマっていることを明かし「拓弥くん、赤楚くん、浅香さんと鈴之助さんは撮れたんですよ。でも町田さんだけ、そんな素振りを一切見せなかったので、心からすごい人なんだなって改めて思ったので、本音を知りたいですね」とコメント。
これに町田は「そんなことしてたの?」と驚きつつ、「たぶん大したこと考えてない(笑)。ボーッとしてますね」と答えた。
◆取材・文=風間直人
スクウェア・エニックス
発売日: 2022/04/21