眞栄田郷敦主演の夜ドラ「カナカナ」(毎週月~木曜夜10:45-11:00、NHK総合)の最終話となる第28回が6月30日に放送された。マサ(眞栄田)に恨みを持つ警察署長・桐島(桐山漣)暴走の驚きの理由が明らかに。そして、3カ月の試用期間だったマサは“仮免ファーザー”から“ファーザー”へと合格できたのか?(以下、ネタバレがあります)
マサと佳奈花の物語がついに終幕!
“夜ドラ”とは、“朝ドラ”こと連続テレビ小説の夜版ともいうべきドラマ枠で、2022年の4月に新設。本作はその第2弾となる。
原作は、「今日から俺は!!」(小学館)で知られる西森博之氏の同名漫画。100人相手のケンカに勝った伝説を持つ元ヤンキー・マサと、人の心が読める、ちょっとおませな5歳の女の子・佳奈花(加藤柚凪)が織りなすドラマが描かれてきたが、最終回はハートフルコメディーらしい笑いと涙がある展開となった。
桐島の恨みの理由に驚き&沢田の改心に涙
拉致された佳奈花の救出に向かったマサ。銃口を佳奈花に向ける桐島にマサは手を出せずにいたが、佳奈花が桐島の心を読んでそれを問い掛けたことで隙ができた。その瞬間にマサは桐島を殴り倒し、佳奈花を助けた。
2年前に桐島が落とした警察手帳をマサが警視庁に届けたのだが、そのなかに桐島のSM写真が挟まっていたことが庁内で話題になり、幹部候補から外されたのだった。完全な逆恨みに、視聴者にも「いやまさかすぎるでしょ」「爆笑」「桐島署長のしょうもない理由が判明して、そうだハートフルコメディだった!と思い出した」「皆がえー?って言ったとき私も一緒に言っちゃった」と驚きと笑いが押し寄せた。
また、佳奈花の能力をお金もうけに使おうとしていた叔父の沢田は、佳奈花の優しさに触れたことで改心。涙ながらにこれまでのことを詫び、「人の心の痛みの分かる、本当にいい子です」とマサに佳奈花のことを託す姿は、見る者の涙も誘った。