頼家の女好きに翻弄される人々
“13人衆”を決めた際にも、ひと悶着あった。北条方と比企方の人数の差を気にする者がいたり、内輪揉めを避けるように集めたはずが心の中では互いを疑っている様子が拭えず、頼家もその人数の多さに目を丸くした。頼家は若い6人の御家人を集めて、自分の信頼できる者たちで固めようとしていたのだ。
そして、13人の宿老から中原親能が去ることになった。政子(小池栄子)の次女・三幡が亡くなり、三幡の乳母夫(めのと)だった親能は出家して鎌倉を離れたのだ。
そして、もう一人鎌倉から消えることとなったのは景時。頼家が安達盛長の息子・景盛(新名基浩)の妻・ゆう(大部恵理子)にほれて、人の妻を奪おうとした騒ぎになり、鎌倉に混乱が生じた。カッとなった頼家は盛長親子の首をはねろと命じたが、景時は「御家人たちが黙っておりません」と反対。そこへ政子が「目を覚ましなさい」と登場したことで頼家は黙るより他なかった。
その後、景時に反感を抱く御家人たちの声が高まる。景時を少し懲らしめようと始まった署名は、巻紙いっぱい67人分も集まり、紙の端に書かれた時政の名は、りく(宮沢りえ)が小刀で切り離し66人の名が鎌倉殿に届けられた。以降、景時は謹慎が命じられ、「京から誘いが来ている」ことを義時に話したことで失脚が決定付けられた。
視聴者はSNSで「13人がそろったかと思えば、もう11人に…スピーディな展開が怖い」「サバイバルゲームから目が離せない」「景時にはまだ彼らをまとめていてもらいたかったんだけどな」と感想を漏らし、景時失脚の裏で義村(山本耕史)が動いていたことや、景時が置き土産に善児(梶原善)の身を義時に渡したこと等も話題となった。
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