城の成長、亮太郎の昇進
元アスリートとして、麻有の「競技に集中したいが、競技以外でも世の中に知ってもらわないとダメだと言われて戸惑っている」という心情が理解できる亮太郎は、個人的に彼女のマネージメントを請け負い、化粧品会社に再交渉に行く。
麻有を早々に諦めた城だったが、本心は自分が見つけて初めてスカウトした選手だっただけに最後まで担当したかった。だが、亮太郎がいまだに麻有にかかわっていると知り、怒りをぶつけるが、亮太郎は城が戻ってくるのを待っていたのだった。
城も加わり、2人の熱意を受け取った麻有はCM出演を決め、亮太郎と城は高柳にその報告をするが、麻有はもう「ビクトリー」の所属ではない。勝手なことをした2人を「許しがたい」と言う高柳に「間違っていたのは、麻有が納得できない企画を押しつけた“ビクトリー”の方だった」と城が反論。“すべてのアスリートにリスペクトを”という会社の信念に基づいて動いたことなどを熱く訴え、高柳を納得させて、麻有との契約も復活させることとなった。
社長の言いなりで自分の意見を言えなかった城の勇気ある行動に、「急激に成長したな」「城の成長回」と、賞賛のコメントがTwitterに溢れた。
また、CM発表の記者会見で、麻有が「ビクトリー」と亮太郎、城に感謝の言葉を述べたおかげで「ビクトリー」にも注目が集まり、高柳はゴキゲン。そして、亮太郎に正社員昇格を告げたのだった。その瞬間、「やった!正社員」「亮ちゃん、おめでとう!」など、妻の果奈子(榮倉奈々)以上に喜ぶ視聴者が続出した。
元アスリートの立場から選手の気持ちに寄り添ったマネージメントが出来るのが亮太郎の強み。評判は地味に広がっているようで、日本代表候補のJリーガー・伊垣尚人(神尾楓珠)からも指名で担当することに。また、「ビクトリー」の社員たちにも良い影響を与えているよう。
次回、亮太郎の正社員としての初仕事は、葛飾(高橋克実)から引き継いだ、バスケットボール選手・新垣(浅利陽介)の移籍交渉を行う。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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