塚本高史が後半戦の見どころを語る
――長年同じ役を演じている上で大切にしていることや心掛けていることは?
特別に「これを大切にしている!」ということはないのですが、毎年撮影に入る時には新鮮な気持ちで臨むようにしています。「青山新」というキャラクターの心は変わらないのですが、「刑事7人」自体はその年に沿ったストーリーにはなっています。
青山だけを見ていたら見えなかった青山の変化も、ストーリー全体を見ていたから見つけられる青山の新たな一面を発見できたりもするので、自分自身もどんなものがくるのかな、どんな話になっているのかなと楽しみにしています。そういったこともあって、「青山を軸に見る」というよりも、ちょっと離れて「青山を客観的に見る」ということを心掛けています。
他には「青山はこうだからこうする」と凝り固まることがないように、ちょっとフランクに構えておくというのも大切かもしれません。
――同時進行で撮影している物もあるかと思います。役を切り替えるスイッチのようなものはあるのでしょうか?
そういうことを意識することはないですね(笑)。僕は青山というキャラクターを7年やってきているのですが、「シーズン2」で初めて入った時の気持ちを常に持ち続けています。
「刑事7人」でも、それ以外の作品でも、長年俳優をしてきたおかげで力を付けることができたから、新しいことをやってやろうとか、慣れてきたからこういう芝居もありだろうとか、慢心することはないですし、作品ごとに作品を大切にして、常に全力で芝居するのが仕事なので、スイッチのような物は特にないです。
現場に入れば、その作品のキャラクターを全力でやる、それだけなんだと思います。
――貴重なお話をありがとうございました! 視聴者の方にメッセージをお願いします。
残り少なくなってきましたが、後半戦では大きな事件が起こります。その事件に、新専従捜査班は一致団結して挑むことになります。「刑事7人」ですから、男7人の熱い戦いを最後まで楽しみにしていただければと思います!