9月6日(火)よりドラマ「超特急、地球を救え。」(毎週火曜深夜0:30-1:00ほか、テレビ東京ほか) がスタートした。8月に新メンバー4人が加わり、総勢9人になったメインダンサー&バックボーカルグループ・超特急が主演を務める本作は、謎の少女・りんこ(川上凛子)によって突然未来の世界に呼び出されたメンバーたちが、 “先輩”ゲストらとの出会いやメンバー間の本音の話し合いによって一つになっていく4日間の姿を、地球の存亡と絡めて描いたモキュメンタリーSFドラマ。WEBザテレビジョンではオリジナルメンバー5名と新メンバー4名、それぞれの座談会を実施。本記事はオリジナルメンバー編となる。モキュメンタリーという特殊な撮影を通じて感じた思いや、新メンバーが加わった超特急の今と未来について聞いた。
本音とセリフの曖昧な境界線を楽しむドラマ
──モキュメンタリードラマということで皆さん自分自身の役を演じられましたが、ご自分という役はいかがでしたか?
カイ とても難しかったです。モキュメンタリーなので、自分に即しているセリフもあれば、即していないセリフもあり、どこまでどう自分でいればいいのかわからなくて。バランス感も含めて、自分役は難しいなと思いました。
リョウガ 僕はそもそもドラマ経験があまりなかったので、ドラマの撮影自体に緊張しました。でもメンバーと一緒だったし、普段の自分と近い雰囲気でいられたので、そういう意味ではリラックスしながら楽しく撮影できたかなと思います。
タクヤ プロデューサーや監督が、僕たちのツアーの大阪公演のときに、打ち合わせでわざわざ大阪まで来てくださったんです。脚本も7稿とかまで練ってくださって、スタッフの方がすごく寄り添ってくれる作品だなというのは、始まる前からすごく感じました。だから台本を読んだときにも“ありそうなやりとり”みたいなものを随所に感じられました。全部で4話ですけど、この4話の中でも成長したいなと思っていたので、「このときの自分だったらこういう感情で言っていただろうな」というのを考えながら演じるように意識しました。個人的には、現在、主演ドラマ「みなと商事コインランドリー」も放送中で、テレ東さんとご縁があるなぁと思ってうれしかったですね。
ユーキ 僕も演技経験があまりなかったので撮影現場は新鮮でした。ドラマとなると、言葉で想いを伝える場面が多いじゃないですか。でも僕自身は口下手なので言い慣れない言葉があって、何度もNGを出してしまいました。それも今となっては……やっぱり悪い思い出です(笑)。でもそういう経験もドラマでしか味わえないと思うので新鮮でした。
タカシ 自分役を演じるので、台本が関西弁だったんですよ。僕はこれまで何度か演技のお仕事をさせていただいたのですが、だいたい標準語だったので、関西弁であることがうれしかったです。関西弁のほうがやっぱりやりやすいんですよね。自分役ということもあって、あまり考えすぎずに現場へ行って、周りの空気に合わせる感じで自然にやらせてもらえました。
──メンバー全員でドラマ撮影をするということも初めての経験だったかと思いますが、間近でメンバーのお芝居を見て感じたことはありますか?
タクヤ そもそも新メンバーが芝居していることに驚いています。まだ加入して数週間しか経っていない中で、こういう仕事をしているということ自体、僕自身の加入当時じゃ考えられないので。特にマーくん(マサヒロ)なんて、この世界に入って数週間ですよ? 正直、台本もわけわかんないと思うし、香盤の見方とかもわかんないだろうし、すべてがちんぷんかんぷんだろうに、よく馴染めたなって。芝居も本当にピュアで、何も汚れていなくて。
リョウガ それじゃ、俺らが汚れてるみたいじゃん!(笑)
タクヤ そんなことはないけど(笑)、新メンバーの子たちの芝居がすごく純粋で素敵だなと思いました。
多彩なゲストやアドリブ、タイトルを踏まえた伏線に注目
──1話ではゲストに、私立恵比寿中学の真山りかさんと安本彩花さんが出演されましたね。
ユーキ エビ中さんとは何回か一緒にパフォーマンスさせていただいたこともありますし、ファミリー感があって安心しますね。ドラマ内ではグループで活動することについてお話しさせていただきましたが、カメラが回っていないところでも自然とグループ活動についての話が出て。スタダファンにとっても微笑ましい姿なんだろうなぁと勝手に思っていました。
タクヤ 昔から、真山ちゃんとリョウガが似てるって言われていたんですよ。でも改めて会ってみたら……全然似てなかったです(笑)。失礼でしたね、真山ちゃんに。
リョウガ おい!(笑) でも真山ちゃんはポリープ手術の直前に(撮影に)来てくださって。大事な時期だったろうに……本当にありがたいです 。人によっては、同じ画面に同じ人が2人いるように見えたでしょうし(笑)。ユーキと安本ちゃんも似てると一部のファンの方に言われているので……ということは同じ絵に同じ人物がふたりずついるという、新鮮な絵になっていたんですね(笑)。
タクヤ ユーキと安本ちゃんのほうが似てたよね。特に笑顔が似てた。
ユーキ あとは髪型を合わせにいけば。
タカシ 要するに“スタダ顔”ってことよね。
カイ まとめ、それでいいの?(笑)
──(笑)。この記事が公開されるころにはまもなく2話が放送されますが、ドラマのこの先の見どころを教えてください。
カイ もちろんモキュメンタリーなので、超特急の機微みたいなものも見どころですけど、4話かけて、そもそもメンバーがりんこちゃんのところに呼ばれたのはどうしてかということが徐々に明らかになっていくので、その展開を純粋に楽しんでほしいです。
リョウガ 実在する僕たちはリアルなのにドラマの世界観はSF。その温度差がクセになると思います。あとは細かく見てみると、セットに「こんなものがあったんだ」みたいなものもあると思うので、そんなところもチェックしていただければと思います。
タクヤ 何より、一番頑張ってくれたりんこちゃんに拍手したいです。りんこちゃんの頑張りをぜひ見てください。
ユーキ モキュメンタリーなので、セリフもあれば、各々の言葉で自由にしゃべる部分もあって。後半にはアドリブだらけの回もあるので、そんなところも楽しみにしながら見ていただけたらと思います。
タカシ 「超特急、地球を救え。」というタイトルも踏まえながら見ていくと、いろんなものが伏線になっているので面白いと思います。あとはゲストとして、いろいろな方が出演してくださっていて。ぱっと見、超特急とは共通点がなさそうな方にも、出ていただく意味が必ずある。放送前に予告などで「どういう繋がりかな?」と予想してから放送を見てもらうと、また面白い見方ができるんじゃないかなと思います。
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