アニメ「サマータイムレンダ」(毎週木曜深夜0:00-0:30ほか、TOKYO MXほか) の第23話が9月15日に放送された。シデとの最終決戦を迎えることとなった慎平と“影”潮。そんな展開のなか、声優・花江夏樹が主人公・慎平と、慎平の体に宿った竜之介の2つのキャラクターを演じ分けるすごさに感嘆しきりだった。(以下、ネタバレがあります）
慎平と“影”潮がハイネの故郷へ
同作は漫画誌アプリ「少年ジャンプ＋」(集英社)にて2021年まで連載され、累計1億3000万PVを獲得した田中靖規による同名漫画が原作。主人公の慎平が幼なじみ・潮の死をきっかけに、生まれ故郷である和歌山県の離島・日都ヶ島に伝わる謎の存在“影”と死闘を繰り広げ、真相を解き明かしていく。全25話、2クールかけて物語を完結まで描く。
主人公・網代慎平の声を花江夏樹、海難事故で命を落として“影”となった慎平の幼なじみ・小舟潮を永瀬アンナ、潮の妹・澪を白砂沙帆、14年ぶりに島に戻って来た女性・南方ひづるを日笠陽子、猟師・根津を浦山迅、慎平の親友・菱形窓を小野賢章、窓の妹・朱鷺子を河瀬茉希が務める。
TOKYO MX、BS11、カンテレ、九州朝日放送、アニマックス、J:テレでの放送の他、ディズニープラスにて見放題独占配信中だ。
第23話は、ヒルコに突き立てた“影”潮の拳はハイネの叫びと共に岸壁を砕いた。しかし、そこにはまだハイネの気配が。シデは弱まってしまったハイネを見限りつつも、自分の目的を果たすため、ハイネの故郷へと慎平と“影”潮を誘った。
慎平が潮への思いを告白！
その世界に“人”が入ったら出ることも、死ぬこともできないと、“影”潮“は自分1人で行くと告げた。しかし、慎平は「もう絶対お前を1人にするか！」と返した。
“影”潮は慎平の体に宿る、ひづるの双子の弟・竜之介に語り掛けるが、竜之介は「ここで見捨てたら、あの世でお姉ちゃんにどつかれます」と、慎平を自分がサポートすると宣言。
そして、慎平は“影”潮に「お前の気配を追いかける」とし、「俺はずっと潮のそばにおる、俺は潮が好きや。好きなやつと一緒におりたい、なんか文句あるか」と言った。
それは、第8話での「私は慎平が好き。好きな人の味方で、なんか文句あるか」という“影”潮のせりふに呼応するような言葉で熱いものがあった。
また、慎平と竜之介、それぞれが決意を口にする姿を演じ分けた花江のすごみも光った。そのすごみは、ハイネの故郷の世界でも続いた。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/summer-time-rendering
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