<科捜研の女>初回2時間SPが決定 孤高の“天才物理学者”役に石黒賢が配役「芝居とはいえ、胸が痛いです(笑)」
“火曜夜9時”という新たな舞台で生まれ変わる科学捜査ミステリー「科捜研の女 2022」(毎週火曜夜9:00-9:54※初回は夜8:00-9:48、テレビ朝日系)の初回放送日が10月18日(火)に決定。最新シリーズには、石黒賢演じる、“シリーズ史上最もクレバーな敵”ともいうべき新キャラクター・古久沢明(こくざわ・あきら)が登場。主人公・榊マリコ(沢口靖子)に冷酷な敵意を向ける天才物理学者として、初回2時間スペシャルを皮切りに、シーズンを通じてマリコの前に立ちはだかる。
事件の鍵を握るのは、壮大な理想を掲げる男
石黒が演じる古久沢は、科捜研の新メンバー・君嶋直樹(小池徹平)の元同僚で、“京都環境生態研究センター”に所属していた物理学者。初回2時間スペシャルでは、彼らの元上司に当たる“環生研”センター長・奥崎譲(小宮孝泰)が火の気のない公園で突然焼死するという不可解な事件が発生する。
“科学は未来の人類のためにある”という壮大な信念を抱く古久沢は、自身が所属していた研究室の閉鎖を決定した奥崎に対し、「研究を阻む者は、未来の人類にとって害悪でしかない」と軽蔑の目を向けており、「排除されて当然」、つまり殺されても仕方ない人物だと何のためらいもなく言い切る。
古久沢がなんらかの手段を用い、手を触れることなく奥崎の人体を発火させ死に至らしめたのではないかいう疑念が浮かぶ中、マリコは事件の真相を解き明かすべく奔走。しかし、古久沢は“心情”という不確かなものを糸口に真実に近づこうとするマリコを「科学者として醜悪」と冷たく非難する。
沢口靖子と初の本格共演
脚本を読んで、古久沢という人物のクレバーな部分に面白味を感じ、オファーを受けたという石黒。マリコと激しく対立する役柄だが、その構図の根底にはマリコへのリスペクトが潜んでいると分析。「面と向かって言うのはある意味、フェアな男である証」とも言い、ただ冷酷なだけではない古久沢という人間の奥行きを見つめながら演じている。
沢口とは互いにデビュー間もない10代の頃、CMで初共演。その後も同じ作品に名を連ねることは度々あったものの、本格的な共演は今回が初めてのこと。対峙して改めて感じた沢口のひたむきさに感銘を受けたと語り、「面と向かってキツイ言葉を言うのは芝居とはいえ、なかなか胸が痛いです(笑)」と本音を打ち明けた。
古久沢は初回2時間スペシャルをはじめ、最終回にいたるまで思わぬ形で登場し、マリコを翻弄(ほんろう)していく。