女優の前田敦子とSexy Zoneの菊池風磨が、10月16日に都内で行われた映画「もっと超越した所へ。」の公開記念舞台あいさつに、共演者の伊藤万理華、オカモトレイジ、黒川芽以、三浦貴大、趣里、千葉雄大、原作・脚本を手がけた根本宗子、監督の山岸聖太と共に登壇した。
本作は、劇作家・根本の“映像化不可能”と言われた舞台を、根本自ら大胆なアレンジで表現し、山岸監督が映像化したもの。クズ男を引き寄せてしまう4人の女性の恋愛模様と、彼女たちの意地とパワーが引き起こすミラクルが痛快に描かれている。
根本宗子「前田さんのおかげで、この日に縁があって舞台あいさつに」
前田は「1年前に撮影しました。だから、とうとうきてしまったんだなっていう寂しさの方が大きいかもしれないです。でも、皆さんが見てくださって楽しんでいただけるのを私たちは首を長くして待っていたので、今日を迎えられて嬉しいです」と作品が公開された喜びを語った。
菊池は「映画の出演経験自体がそんなにないので、“映画の作り方って楽しいなぁ”って思ってましたし、撮り終わってからの1年間はすごくいい期間だったなって。これでまたみんなで集まれたのも楽しいですし、その楽しい雰囲気が届いたらいいなと思っています」というメッセージを観客に伝えた。
原作・脚本の根本は10月16日が誕生日。「7年前に自分が演劇でやっていた作品が、まさかこんな全国88館のライブビューイングをしていただくような映画になるなんて、今、人生のご褒美みたいな時間を過ごさせていただいています」と喜びを伝えた。
「普通は公開初日に舞台あいさつがあると思いますけど、こないだ、前田さんに『舞台あいさつは誕生日に合わせたんですか?』って聞かれたんです。前田さんの舞台が終わるの待ちに待っての”今日”だったので、『前田さん合わせです』とお伝えしたんですけど(笑)」と冗談っぽく言い、「前田さんのおかげで今日、この日に縁があって舞台あいさつになりました。こんなことはもう無いと思います」と前田に感謝。
三浦貴大「ある意味、ホラー」
本作の見どころを“ひと言”で伝えると?という質問を受け、菊池は「向き合うきっかけになる作品かなって思いますね」と回答。「相手もそうだし、自分自身もそうだし。弱いところを一回見つめ直して、そして愛せるような、そんな作品になっていると思います」と理由を明かし、「大丈夫かな? これ以上のコメント出ます?」と自信たっぷりに共演者を見回した。
三浦は「ある意味、ホラー」と回答。菊池が間髪をいれず、「それ、いいかも!」と絶賛すると、女性陣も口々に「なるほど」と納得した様子。オカモトは「日本映画で始めてグリルズというアクセサリーが取り沙汰されたのでは?」と、映画で使われた歯のアクセサリー・グリルズについて話すと、伊藤が「今日、この日のためにというか、テンションを上げるためにレイジ君が『グリルズ作りに行こう』って誘ってくれました」と告白。オカモトがその話を受けて「さっき本当に行ってきました」と答えると、前田は「誘われてないよ?」、菊池も「何それ? (写真を)撮られればいいのに」とビックリ。菊池が「これで公開打ち切りだよ!」とスネてみせたので、伊藤は「みんなそれぞれデザインしたのを付けて、いつかまた舞台挨拶をやってみたい」と提案した。