ほぼ本番一発の長回しで撮影されるドラマ「ジャパニーズスタイル」(毎週土曜夜11:30-0:00、テレビ朝日系)が10月22日(土)スタート。仲野太賀が本格シットコムで未知の芝居に挑む。
新たなチャレンジにワクワクしました
「シットコムは、海外では割とあるスタイルですが日本ではまだまだ珍しい。お話をいただいたときは、また新たなチャレンジになるなとワクワクしました。脚本を担当されるのは金子茂樹さん。僕は以前にも金子さんの書かれたドラマ『コントが始まる』(2021 年日本テレビ系)に出演したことがあって、セリフの一つ一つがキャラクターの個性となり、会話で物語が膨らんでいく印象を持っていたんです。今回もとにかく会話が面白くて。丁寧に紡がれていくセリフが、それぞれのキャラクターの厚みとなっていく気がします」
本番ギリギリでやっと芝居が立ち上がっていくことも
舞台となるのは、寂れた温泉旅館「虹の屋」。限られた空間で30分ノンストップの群像劇が展開される。
「朝から一日みっちり稽古をして、次の日が本番という撮影スタイル。稽古はまず、割と自由度がある中で一番いい形をみんなで探りながらやって、時にはセリフのリズムを崩さない範疇(はんちゅう)でアドリブを入れていくことも。本番ギリギリでやっと芝居が立ち上がっていくこともあります。
時間のない中、30分間のためにキャストもスタッフも熱量と労力をつぎ込んで、本番はあっという間。大変ですが、どんな演劇とも違うお芝居がとても刺激的です。僕が演じる柿丘哲郎は、実家の旅館の窮地を救うために10年ぶりに帰ってきた男なんですが、なかなかこんなクズもいないなというか(笑)。こういう役をやれる機会もそうないので、楽しんで演じさせてもらっています」