小手伸也(林田利光役)コメント
この物語は、時代の閉塞感や不安が続く経済状況に、笑顔で風穴を開ける爽快感がありながら悩み多き中年(笑)としては、現実的で問題提起される部分も多く、笑ったり泣いたり、とにかくいろんな感情を揺り動かすエンタメ作品だと思いました。
僕の演じる林田は、大陽との出会いによって50代にして、それまでの人生を激変させていくことになります。それは40代後半になって仕事環境が激変した今の僕の人生とも重なるところが多く、そうした実感や経験を大切に織り込みながら物語に乗せていきたいと思っております。
仕事に限らず人生のあらゆる局面において、苦しい時、追い詰まっている時、自分だけの力ではどうにも立ち上がれない時、それを認めて誰かの手を借りることは決して“負け”なんかじゃない。その手をつかみ、再び踏ん張って立ち上がる勇気があれば、あなたは決して負けはしない。そんな孤軍奮闘する“立ち上がり(スタンドUPし)”たい全ての方々に手を差し伸べるような作品でありたいと思っています。ご期待ください!
戸次重幸(高島瑞貴役)コメント
落ちぶれた人間が再生していく過程は、台本を読んでいても爽快でした。また、各話登場するゲストがレギュラー化していくと聞き、そんな形のドラマも珍しいと思いました。瑠東監督の作品ということで、台本にない良い意味での、現場での悪ノリを期待しています(笑)。
原作をお読みの方はご存じだと思いますが、僕が演じる高島は、実は大陽と大海、二人の良き理解者でもあります。含みのある役どころなので、気持ちのだし加減を考えながら演じていきたいと思います。
こんな時代ですが、少しでも皆さまの癒やしになるべく我々一同、誠心誠意、心を込めて取り組んでいきますので是非ご覧ください!
高橋克実(山口浩二役)コメント
このドラマは、今の世の中ならではの新しい社会派ドラマだと思います。とてもリアリティーがあって、その上に楽しめるコミカルなテイストもある作品です。
また、僕が演じる山口は先代に昔から仕えていて、今は常務という立場ですがたたき上げで現場に出て実務をやりたいタイプなんです。そんな色合いをしっかり出せたらいいな、と思っています。
また、加賀谷役の(鈴木)浩介くんとは、何十年以上もの長い付き合いです。“最強コンビ”の役作りに不安は全くなく、今から楽しみで仕方ありません。台本を読んでいても笑えるポイントが随所にあって、その点も楽しみですね。
ほぼ男ばかりの作品ですが、男ばかりだからこその魅力を多くの皆さんに楽しんで頂けるとうれしいです。
鈴木浩介(加賀谷剛役)コメント
フジテレビの連ドラに出演するのは、「ミステリという勿れ」以来ですので、うれしいです。僕が演じる加賀谷は中間管理職です。上司を気遣い、後輩たちのことも思いやりながら、叱咤(しった)激励するようなバランス感覚が取れている人だと思います。
そして、(高橋克実さん演じる)山口さんのことを尊敬していて、山口さんと過ごす時間を楽しむ会社一筋の人です。高橋さんとは20年以上前にコンビの役をさせていただきましたが…初めてお会いした日に一緒に帰る道中、急に映画を見ようとなり、ホラー映画を見た思い出があります(笑)。
その後、偶然同じ事務所に入ることになり何度か同じ舞台に立たせていただき、今ではプライベートでもよく会うので、役作りする必要がないぐらい、“山谷コンビ”の関係性は意識しなくても出てくるのでは、と思っています。
このドラマは、いろんな人が勇気を持てたり、背中を押され元気になれるドラマだと思いますので、ぜひ多くの人に見てもらいたいです!