毎週木曜、日本テレビ系にて放送中のドラマ「恋がヘタでも生きてます」。6月22日(木)に最終回を控える中、同ドラマに桜井理佳子役で出演中の内田理央にインタビューを敢行し、撮影の様子や、終盤の見どころなどを語ってもらった。
――撮影も終盤ですが、これまで桜井理佳子という役柄を演じてこられていかがでしたか?
理佳子は悪女というか、悪魔のような女の子だったので(笑)、最初の頃は(千尋に嫌がらせをする上で)結構イメージを沸かせたり、ちょっとドキドキしながら演じていたのですが、そのうち何も考えずに(嫌がらせの演技が)できるようになってきて(笑)。だんだん悪女を演じることがクセになってきました。
――今お話にもありましたが、かなり「小悪魔的」というか、腹黒い一面を持つ理佳子を演じていく中で、内田さんご自身が役柄に共感した部分はありましたか?
なかなかこの役で「共感できる」とは言いづらいんですけど(笑)、強がりな部分は共感できます。理佳子はすごく強がりで、自分の弱いところをあまり人に見せないのですが、私も人に弱さを見せることを難しく捉えてしまうので、そういう不器用なところはすごく似てるなと思います。
――では、ご自身と比べて性格的にはやはり掛け離れている感じでしょうか?
全然似ていないですね(笑)。やっぱり理佳子は「攻め」のタイプなので、そこは本当に尊敬します。とにかく行動力がすごいですよね。「後を付けよう」と思ったらずっと付いていったり、何か見つけたらスマホで写真を撮って証拠にしたりとか(笑)。
その行動力が(演じていても)怖いくらいで。普通なかなかできないなと思いますね。そういうことができる理佳子を「すごいな~」って思いながら演じていました。
――では逆に、ドラマの中で性格的にご自身と近いと感じられたキャラクターはいましたか?
まず、絶対に千尋ではないですね(笑)。私は人にそこまで尽くせないので。ドラマの中で言うと、(高梨臨演じる)美沙ちゃんかな?どこが似てるって言われると難しいですが、一番共感できますね。
一人でどんどん悪い方に考えて、自分から傷つかないように避けてしまうというのは、私もすごくやっちゃいます。
――土村芳さん、淵上泰史さんとのシーンが多かったと思いますが、現場の様子はいかがでしたでしょうか?
すごく楽しい現場です(笑)。さっきもずっと芳ちゃんと一緒のシーンだったんですが、撮影の合間に「おばけが怖い」って話をしてました(笑)。(役柄では)仲が悪い間柄なのに、結構現場では楽しくお喋りしていますね。
――土村さんとは取っ組み合いをするシーンもありましたが…。
この前撮影をしていたんですが、カットがかかると2人とも笑ってしまって。あんまり人をビンタしたり、されたりすることってないじゃないですか。お互いすごくドキドキして、何だか楽しかったです。なかなかできることではないので。
(ビンタを)する方がやっぱり緊張しました。される方はワクワクするんですよ。「来る! 来る!」みたいな感じで(笑)。でもする方は「傷つけちゃったらどうしよう…」とか思ってしまって、やっぱり怖かったですね。
いいチームワークで、結構な取っ組み合いができたと思います。
――淵上さん演じる司とのシーンは振り返っていかがでしたか?
淵上さんはすごく優しかったです。撮影ではたくさんフォローしていただいたので感謝です。最初は「無口な方なのかな?」と思っていたんですが、意外とそんなことはなくて(笑)。関西出身の方なので実はすごく面白いんですよ。
クールな感じだったんですけど、次第に真顔で面白いことを言ってくるようになりました(笑)。
毎週木曜夜11.59-0.54
日本テレビ系にて放送中