映画「オールド・ボーイ」「シュリ」などで日本でも多くのファンを持つ名優・チェ・ミンシクの約25年ぶりのドラマ出演が話題となっている「カジノ」。彼の周りを固める俳優陣も、ソン・ソックやホ・ソンテなど旬の実力派が大集合。その中で、チェ・ミンシク演じる主人公“チャ・ムシク”の右腕的存在となる“ヤン・ジョンパル”役のイ・ドンフィに注目したい。ドラマ「恋のスケッチ~応答せよ1988~」の“ドンリョン”や映画「エクストリーム・ジョブ」の“ヨンホ”など、コミカルなイメージが強い彼が、今回はオールバックにヒゲ、というワイルドでちょっとセクシーな姿を披露。また新たな魅力で視線を奪っている。
“カジノ王”の波乱万丈な物語
「カジノ」は、カネもコネも無いところから手腕を駆使してフィリピンでカジノ王にのし上がったチャ・ムシクが、殺人事件に巻き込まれて全てを失い、一転、人生の崖っぷちに追い込まれた後、命がけの最後の賭けを始めることになるドラマ。12月21日よりディズニープラス「スター」にて毎週水曜日配信中。(以下、ネタバレを含みます)
イ・ドンフィ演じる“ジョンパル”は、フィリピンの最高級ホテルの会長でカジノエージェントのミン会長の下で働いていた人物。韓国で違法カジノバーを経営していたムシクが国税庁の査察から逃れるためにフィリピンに渡りミン会長と知り合い、ムシクを気に入った会長の命令で、ジョンパルはムシクの右腕となった。
「ミンシク先輩の右腕になれたことは家門の誇りです」
ジョンパルは、常に行動を共にしてムシクを支え、食事も作り、その献身ぶりにムシクもささいな悩みを相談するほど心を開いている頼もしい存在だ。兄弟のような間柄となる2人だが実際には20歳以上の年齢差があるので、それを少しでも埋める為にイ・ドンフィはヒゲを生やすことにしたんだそう。カン監督は、ジョンパルを最初はもう少し重めのキャラクターを想定していたが、彼が演じるのを見た瞬間、ムシクとあうんの呼吸を見せるバディのような設定に変えたんだとか。
訪れたホテルの女性マネージャーを見たジョンパルが、ムシクに「兄さん、私の子供を産んでくれる女性を見つけました。すごくタイプなんですけど」とニヤニヤしながら話したり、移動の車内で一緒に大声で歌ったり…と、本当の兄弟のような気楽な仲の良さを見せる。
この2人で歌うシーンはイ・ドンフィもお気に入りで、「昨年歌手活動をしたんですが、このシーンの為にあんなに一生懸命歌ったんだなと思うくらい楽しくミンシク先輩と車の中で歌いました。簡単な振り付けも加えてるんで、ぜひ注目してください」と、“記憶に残っているシーン”として挙げていた。
そして「他でもないチェ・ミンシク先輩の右腕として生きることができて幸せでした。家門の誇りです」と、今回の役回りが光栄だと言っていた。
TCエンタテインメント
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