俳優の北村匠海が、1月8日に都内で開催された映画「かがみの孤城」(公開中)大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。當真あみ、藤森慎吾、原恵一監督と共に公開後の反響などを語った他、1月9日(月)が成人の日ということで、大人の先輩として新成人にエールを送った。
同作は、辻村深月の同名小説をアニメーションとして映像化したもの。学校での居場所をなくし、家に閉じこもっていた中学1年生のこころ(CV：當真)が、ある日、“かがみの中の城”に招かれ、その中で出会った6人の中学生と一緒に、どんな願いでもかなう部屋の“鍵”を探すミッションに挑むミステリー。
25歳の北村が中学生の声を担当
実年齢とは少し年の離れた中学1年生・リオンの声を演じ、北村は「當真さんや等身大の年齢の方に囲まれていて、僕はリオンと年も離れているしどうしようって感じだったんですけど、監督が『そのままでいい。役者の声が欲しい』と言ってくれたので、すごく伸び伸びとやらせていただきました。楽しかったです」と、自然体で演じられたことを明かす。
続けて「僕もまだ(声優の)経験が3、4回くらいしかないのですが、今回は(他のキャストが周囲にいない)1人でリオンという役のアフレコをしましたけど、すごくのめり込める時間でした。いざ完成したのを見て2度目の感動を覚えて。(反響を受け)映画というもののあり方ってすごく面白いなって思える、さまざまな声を見せていただいて、そこでまたこの職業に就けているなんてすてきだなって感動も味わえましたし、感慨深い気持ちです」とアフレコを振り返るとともに、公開後の反響を受けての思いを語った。
また、1月9日が成人の日ということで、現在の成年年齢である18歳の時に自分はどんな大人になりたいと思っていたか、絵馬風のフリップでトークを展開。
北村「自由な大人なのかな」
「自由な大人」と書いた北村は、その理由を「15歳の頃から、漠然と早く20歳(当時の成年年齢)になりたいなと思っていたんです。学生の社会を生きていると窮屈だなと思っていて、『大人って自由だよな』って思っていたんですけど、大人になってみると『学生って自由だなあ』って思うんですよね(笑)。でも、当時はそんなことを思っていました」と当時の心境、そして大人になって感じたことを交えて明かす。
あらためてMCから、今の自分は自由なのかを問われると「自由・不自由なんてものはないんだな、と。そういう考え方、価値観が違ったんだなと思いました。縛られているって思うから縛られているんだなと。今はやりたいこともやって、楽しく生きているので、自由な大人なのかなと思います」と回答。
北村の回答を受け、現在16歳の當真は「大人になるといろんなことができる自由があるのはすごくいいなという憧れもあるので、いいなぁと思いました」と北村に羨望のまなざしを向ける。それに対し、今回は“チャラ男”芸人としてもおなじみの藤森が登壇していることもあり、北村は「チャラチャラはしちゃダメですよ」とさりげなく助言し、當真は「はい！」とピュアな笑顔で返事していた。
