俳優の松坂桃李が、6月5日に都内で開催された映画「しん次元！クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 ～とべとべ手巻き寿司～」(8月4日[金]公開)の完成報告会見に、空気階段、サンボマスターと共に登壇した。
映画「しん次元！クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 ～とべとべ手巻き寿司～」あらすじ
同作品は、構想から含めて7年という制作期間を要したシリーズ初となる3DCGアニメーション。ゲスト声優として松坂、空気階段、鬼頭明里が出演し、主題歌をサンボマスターが担当する。
2023年夏、宇宙から2つの光が接近し、夕飯を待ちわびる野原しんのすけ(声・小林由美子)に白い光が命中する。すると、しんのすけの体にパワーがみなぎり、エスパーしんのすけとなる。一方、黒い光を浴びて暗黒のエスパーとなった非理谷充(声・松坂)はついていない人生を憎み、力を手に入れたことでこの世界への復しゅうを誓う、という内容。
夢がかなった松坂桃李がアフレコで不思議な感覚を体感
登壇した松坂は「小さい頃から見ていた『クレヨンしんちゃん』に、まさか自分が出るというのは…。もう夢のような時間を過ごさせていただきました」と噛みしめるように語り、「まずお話をいただいた時は、『どれくらいしんちゃんと絡めるんだろうか』っていう(笑)。本当にちょっとでもいいから出たいという思いがあったので、いざ台本を開いてみると予想以上にしんちゃんと共演するシーンがあったので、緊張するシーンもあったんですけどもすごくうれしかったです」と振り返った。
また、アフレコについて「僕が声を入れさせていただいた時にはもうしんちゃんの声が入っていたので、自分がしんちゃんを見ていた時の感触もありつつそこに声を入れるという、子供時代も思い出しながら演じさせていただいたというちょっと不思議な感覚でした」と告白。
野原ひろしに憧れる理由を告白
そんな中、野原家の印象を聞かれると、「憧れますよね。普段はけんかとか、しんのすけが怒られたりとか、ひろし(しんのすけの父・野原ひろし)のダメダメな一面があったりするにもかかわらず、映画になるとみんなが家族のために一致団結する絆の強さみたいなものをすごく感じるんですよね。そして、最終的には『すごく愛にあふれているな』というふうに感じるので、いい家族だなと思います」と打ち明けた。
ほか、「僕もだんだん年齢が上がってきて、しんちゃん目線から、お父さんのひろし目線で見たりするんですけど」と明かし、「ひろしって、全国のお父さんの代表というか、“お父さんたちの憧れ”みたいなところがあって、普段はダメダメだけど締めるところは締めたりするし、カッコいい一面もあるし、映画になるとすごくたくさん心に残るせりふを言ったりして、改めて『ひろし、かっこいいな』って思ったりしますね。僕にとっても憧れの存在ではあります」とコメントした。
◆取材・文＝原田健
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