<呪術廻戦>五条悟役・中村悠一は五条の魅力は「わからないんです」第2期への思いを明かす 1話の場面カットも公開
週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載中で、シリーズ累計発行部数8000万部を突破している、芥見下々によるコミック「呪術廻戦」のTVアニメ第2期となる「呪術廻戦 懐玉・玉折」(毎週木曜夜11:56-0:26、TBS系)が7月6日(木)より放送される。放送に先駆け、本作のメインキャラクターとなる五条悟を演じる声優・中村悠一からコメントが到着。また、第2期1話より先行場面カットが公開された。
五条悟役・中村悠一「五条のバックボーンが少しだけ出てくる」
――「懐玉・玉折」の原作やシナリオを読まれたときの印象を教えてください。
物語の流れの大前提として必要な、過去にどんな出来事があったのかがわかるエピソードになります。本編でもとても重要な存在である“天元”という名前が出てきます。この世界の成り立ちというか、世界がどういうことになっているのか説明があるという印象だったので、過去の話ではありながらも、しっかりとこの先に繋がっていく大事な話だと思いました。
――「懐玉・玉折」の見どころはどんなところになりますか?
五条悟は生まれた時から高い能力を持っていたんですけど、それがこのエピソードを通して覚醒していく。どのような流れで能力が成長していくのかという所が、本作の見どころになってくると思います。
――演じている五条悟の魅力を教えてください。
これまでも通して答えているのは「わかりません」ということで、それしか言いようがないんです。僕自身は、キャラクターをこの作品の中で“生きる”ように作らなければならないので、その上で、この人の魅力はここですとは考えないし、わからないんですね……。オンエアを見たところで、カッコいいと思うシーンはあっても、彼の何がカッコいいのか具体的にはよくわからない。僕としては他のキャラクターに対して、成長したり、バックボーンや色んな面が見られたりするからカッコいいなと思う事はあります。今回そういう意味では、最強と言われている五条のバックボーンが少しだけ出てくるので、そこを魅力に感じていただければいいなと思っています。
――若き日の五条悟を演じてみていかがでしたか?
年齢的に若くするといっても、それは感覚的な部分で言葉にするのはすごく難しいんです。今回は「よりいい加減なところがあるのかな?」とか、「裏打ちされたものがない、根拠はないけど『自信』はあるんだろうな」等と想像してキャラクターを再構築していきました。これまで演じてきた五条って、色々な強敵と戦ってきた経験値がある上での振る舞いなんですよ。なので、そこから経験値を引いた状態にしていかなければいけないなと思いました。
――放送へ向けての意気込み、視聴者へのメッセージをお願いします。
少しお待たせしてしまったかもしれませんが、TVシリーズ第1期と「劇場版 呪術廻戦 0」を経て、原作の続きをお届けできるタイミングが近づいてきました。今回はスタートから、五条悟という人物をより深く知ることができます。そのあとは、第1期以上に戦いが多いシリーズになっていくのかなと感じております。主人公たちにとってもツラい戦いに突入してはいくのですが、盛り上がると思いますので(笑)、ぜひ作品を一緒に盛り上げていただきたいなと思っています。よろしくお願いします。
第2期1話「懐玉」あらすじ
行方不明者が多発するいわく付きの洋館の調査に派遣された術師の歌姫と冥冥。洋館に潜入し、呪霊の結界術に気づいた二人は、結界を破るための行動に出るが、突如建物が崩れ始め、宙に放り出されてしまう。