三池崇史がダークヒーローを描くドラマ「警部補ダイマジン」(毎週金曜夜11:15-0:15、テレビ朝日系)が放送中。捜査一課のエース・台場陣(生田斗真)と、彼の秘密を盾に「動く暴力装置」として台場をこき使う警視正・平安才門(向井理)。彼らの暴走する正義に巻き込まれ、刑事・七夕夕夏(土屋太鳳)は、想像を絶する強大な組織と対峙する。生田、土屋、向井に撮影の裏側や自身が“貫きたいこと”を聞いた。
「『ここまでやっていいんだ』という爽快な感じと、覚悟がある作品」(向井)
生田:映画の三池組が、そのままドラマの現場に。これまでのテレビドラマでは見たこともないような、スリリングで熱を持った作品になっているんじゃないかな?
向井:「ここまでやっていいんだ」という爽快な感じと、覚悟がある。チャレンジしている作品ですね。
生田:ヤバさや危険な香りが、台場の魅力を引き立てていると思うんです。法で裁けない悪に制裁を下すダークヒーローだけれど、ヒーローよりはダークの部分を濃くすることを意識して演じました。
向井:台場を操るという点では、平安が一番サイコパスかも(笑)。でも、人が抱える不満を代弁してくれる魅力的な存在。つかみどころがないような、セリフと表情が合っていない部分もあえて作るようにしました。
土屋:七夕は、すごく真っすぐな子。知りたいものに目が向く少年のようなイメージで臨みました。
「朝お風呂に入って、現場ですぐに濡らして…」(生田)
台場はヨレヨレコートにボサボサヘアがトレードマーク。役作りのために、生田はパーマをかけた。
生田:僕は朝、お風呂に入って、髪を洗って乾かして現場に来る。でもまた、現場ですぐに濡らしてムースを付けてパーマを出すんですよ。
土屋:朝、2回も髪の毛を濡らして、しかもヘアメークさんも同じ髪形、たまにどちらか分からなかった(笑)。
生田:ヘアメークの男の子も同じパーマをかけて、髪形の研究をしくれていましたね。うれしかった。
向井:台場のコートが白なので、ロケのときはレフ板並みにまぶしくて、対面で話す場面は迷惑でした(笑)。