忍成修吾「(大谷吉継は)とても切れ者のイメージはあります」
――それぞれの役柄に対してお持ちになっていたイメージがありましたら教えてください。
宅麻:やはり、秀吉の友と言える数少ない武将。豪快でありながら強さを秘め、冷静に物事を見る力を備える人物のイメージを持っています。
忍成:(大谷は)優秀な縁の下の力持ち。とても切れ者のイメージはありますが、前に出て来て目立つ様な印象はありません。どちらかというと事を荒立てないような調整役の印象です。ただし、事が起きれば義を重んじる侍らしいところが魅力です。真田信繁の義父であるのも好きなところです。
宅麻伸「家康の背負う物の大きさを改めて感じる場面でした」
――これまでご出演になった大河ドラマの現場で、印象に残っていることがあれば教えてください。
宅麻:「徳川家康」(1983年)の時、切腹を命じられた信康が雨の中、父を訪ね家康と父子の別れを寡黙ながらも話す場面は、今も思い出すほど記憶に残っています。家康の背負う物の大きさを改めて感じる場面でした。
忍成:今回も朝鮮出兵から登場させていただきますが、以前、「軍師官兵衛」(2014年)にも朝鮮出兵のエピソードで出演させていただいたことがありました。その時は小西行長を演じさせていただいたのですが、今回のカツラがその時のものと同じと伺ってなんだかうれしく思っています。
池内:「龍馬伝」(2010年)で三条実美を演じさせていただきましたが、役をどうするかで話し合いとなり初日の撮影で「熱血バージョン」と「やらしいバージョン」を二通り撮影したのが印象的でした。