傍若無人さの中にあるかわいさを絶妙に見せた松村北斗
そして、氷雨に「女子高生に囲まれてる 俺って結構モテるのか」とメール。添付した写真には、まんざらでもなさそうな笑顔で倒理が写っていた。それに対し、氷雨から「面白がられているだけ。校舎に迷い込んだ犬と同じ」と返信が来ると、ムッとするのだった。
突飛かつ傍若無人なふるまいをする倒理が不意に見せるかわいさを松村がうまく表現。普段の傍若無人さとのバランスが絶妙だ。SNSにも「みょーんって言ってる倒理かわいすぎ」「JKに囲まれてタジタジ倒理かわいい」「今日は特に倒理が可愛かった」という声が上がった。
不可能犯罪のトリックを解くことが得意という切れ味鋭い頭脳を持つ人物のギャップともいえる一面は、そのキャラクター性を多面的にし、魅力あるものにする。今後も松村の豊かな表現力に期待したい。
さて、物語は思わぬ方向へと進んだ。岬が姿を消した場所近辺を、刑事の決が捜査していた。都内で連続拉致誘拐事件が発生しているという。その拉致に使われた違法車両に乗っていた男と、倒理らが突き止めたスイミングクラブで岬を見ていた不審人物が似ていると判明した。
拉致された場合、発生から48時間後には生存率が50%を切る。この時点ですでに50時間だった。「探偵を始めて6年。こういうの初めてだ」と言う倒理。次回、8月26日(土)放送の第6話では、「俺たちに解けない謎はない」を合言葉にする氷雨と、一刻も早く解かなければならない謎に挑む。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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