ソン・ジュンギとチャン・ドンゴンがダブル主演を務めたドラマシリーズ「アスダル年代記」シーズン1(全18話)。韓国初となる古代人類史を舞台にしたファンタジー大作で、架空の古代大陸・アスで繰り広げられる部族同士の権力争いを基盤に、騙し騙され合う複雑な人間関係など“韓ドラ”ならではの要素もたっぷりと詰め込まれた壮大な世界観が魅力の物語だ。今回は配信開始されたばかりのドラマシリーズ「アスダル年代記」シーズン2を見る前に、シーズン1の見どころをプレーバックしよう。(以下、ネタバレ含みます)
架空の大陸“アス”で繰り広げられる部族同士の戦い
同作は遥か昔、国や王もなかった太古の時代を舞台に描いており、架空の大地「アス」にはいくつかの部族と、恐ろしい身体能力を持つ獣人間のネアンタル、そして彼らに存在を知られていなかったイアルクの地に住むワハン族がそれぞれ共存していた。
アスの中心都市・アスダルには軍隊を率いて制圧し、後に支配者=国王となるタゴン(チャン・ドンゴン)らが属するセニョク族、スパイでありながらもタゴンを愛してしまい、後に王妃となる政治家・テアラ(キム・オクビン)が属するヘ族、ウンソム(ソン・ジュンギ)の母アサ・ホン(チュ・ジャヒョン)をはじめ、アスダルNo.1の権力者アサ・ロン(イ・ドギョン)らが所属し、アスダルの祭事を司る役割を担う白山族が暮らしている。
この物語は人間部族らとネアンタルとの争いから始まり、その最中に生まれた人間とネアンタル両方の血が流れる「イグトゥ」で双子のウンソムとサヤの引き裂かれた運命、それぞれ双子に関わる部族らが数珠つなぎのように次々と引き起こす権力争いと重圧な人間ドラマが三部構成で描かれている。
また同作は、俳優としても活動中のBLACKPINK・ジスや2PMのニックンがカメオ出演したことでも注目された。さらに日本からは唐田えりかがモモ族の首長・カリカとして出演しており、劇中では架空の言葉と韓国語を話し、堂々たる演技でジュンギらと共演を果たした。シーズン2にも意外な人物がカメオ出演するかもしれないので隅々までチェックしておきたいところだ。
ソン・ジュンギ、一人二役の演じ分けをこなす
本作の魅力の一つは、引き裂かれた双子ウンソムとサヤの一人二役に挑んだジュンギ。シーズン1で、ワハン族に預けられたウンソムは、皆に軽視されながらも唯一の味方、タニャ(キム・ジウォン)と静かに暮らしていたが、ある日タゴン率いるデカン部隊に村は襲われ、タニャらワハン族は奴隷としてアスダルの地へ連行されてしまう。
命からがら生き延びたウンソムは、タニャを救うため、戦いに挑む壮大な旅に出掛けることに。一方で、シーズン1の第6話では、幼い頃にタゴンに保護され、アスダルの地で隠し育てられてきた養子のサヤが、アスダルの地でタゴンに利用されながらも、ウンソムやワハン族を思い続けるタニャと出会う。ウンソムとは異なるバックボーンを持つサヤは、どこかはかなくて所作には美しさを感じられるようなキャラクターで、異なる雰囲気のキャラクターを見事に演じ分けるジュンギの演技力の高さが見られる。
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