松村北斗(SixTONES)と西畑大吾(なにわ男子)がW主演を務めるオシドラサタデー「ノッキンオン・ロックドドア」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)の第9話が9月23日に放送され、最終回を迎えた。自分たちが当事者である過去の未解決事件に向き合った倒理(松村)と氷雨(西畑)。そこにあった二人の感情と、ラストのサプライズゲスト登場にSNSが沸き、トレンド上位で終幕した。(以下、ネタバレを含みます)
W探偵の闇深き過去が明らかに
同ドラマの原作は、新時代のミステリー作家・青崎有吾による同名タイトルのシリーズ小説。韓国や中国でも翻訳本が発売され、WEBTOON版も大好評を博すなど、国内外で注目されている作品だ。
事件のトリック=【HOW】の解明を得意とする不可能専門探偵の御殿場倒理(松村)と、動機や理由=【WHY】を読み解くことを得意とする不可解専門探偵の片無氷雨(西畑)が、探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」の共同経営者として手を取り合い、次々と奇妙な難事件に挑んでいく。
そんな二人を取り巻く人物として、倒理と氷雨の大学時代の同級生であり、警視庁刑事部捜査一課の穿地決(うがちきまり)を石橋静河、倒理と氷雨の探偵事務所でアルバイトをする女子高校生・薬師寺薬子(くすりこ)を畑芽育、倒理・氷雨・穿地の同級生で犯罪コンサルタントの糸切美影を早乙女太一、大学時代の倒理や氷雨らを犯罪社会学ゼミで指導していた教授・天川考四郎を渡部篤郎が演じる。また、メイン監督を堤幸彦が務める。
「過去の扉を開けるときがやってきた」。最終話となる第9話は、美影の依頼で、倒理が被害者となった6年前の“不可能”かつ“不可解”な密室殺人未遂事件が解き明かされることに。
血を流した倒理が発見されるまでの経緯
6年前、大学生だった倒理ら4人は、天川教授が卒業試験の課題として出した現在進行形の未解決事件「連続ボウガン魔事件」の推理に着手した。
深入りは禁じられていたが“犯人”と思われる人物に会うなどし、天川から「合格」をもらった4人。だが証拠は少なく、犯人が捕まる可能性は低かった。犯人の周りでは他に不審死があり、「誰もあいつの仕掛けた謎を解ききらないから負の連鎖が止まんないんだよ」と憤る倒理。連続ボウガン魔事件の被害者に犯人について伝えようと考えるが、美影らは反対した。
そんなとき、倒理は自分のアパートに3人を呼び出した。そこで3人は、鍵のかかった密室状態の室内で血を流して倒れていた倒理を発見したのだった。