俳優の小池徹平が9月27日、都内で行われた日本テレビ開局70年記念舞台「西遊記」製作発表会見に、片岡愛之助、戸次重幸、加藤和樹、村井良大、藤岡真威人、田村心、曽田陵介、小宮璃央、柳美稀、押田岳、桜庭大翔、山口馬木也、藤本隆宏、中山美穂、松平健、脚本のマキノノゾミ、演出の堤幸彦と共に出席。女性が演じるイメージの強い三蔵法師を演じる思いを語った。
片岡愛之助、小池徹平は「永遠の美少年」
1978年には「日本テレビ開局25年記念番組」として制作され、大ヒットを飛ばして社会現象にもなった「西遊記」。16世紀の明の時代に書かれた中国の小説がもととなっており、孫悟空ら三蔵法師一行が変幻自在に妖術を使い、行く先々で次々と襲い掛かる化け物を退治し、苦難を乗り越えながら、長い旅路を歩んでいく。
三蔵法師を演じる小池について、孫悟空役の愛之助は「びったりですよ。三蔵法師という美しさがあり、永遠の美少年と言いますか、今でも変わられないので、それには私も驚きました」とコメント。
小池は「三蔵法師と言えば、過去、女性が演じてきた印象が強いとは思う」とした上で、「男性としての三蔵法師を演じる楽しさ、わくわく感、新しさみたいなものが出せればいいなと思っております」と語った。
小池徹平、演出の堤について「怖いんです(笑)」
さらに「コミカルな部分もありますし、すごくエンターテインメントが散りばめられているような脚本でありますので、人間ぽい部分も出せたら」とし、演出の堤については「怖いんです。急なむちゃ振りがすごい」とぶっちゃけ。堤が「そんなことしたことない」と否定すると、小池は「いやいや、平気でうそつかれるので、こうやって(笑)。だから何が起こるか、本番が始まってからもずっと『怖いな怖いな』と思いながら楽しみたい」と笑った。
その後、堤が「たぶん10分前に何か言っても全部答えを出してくれる俳優さんがほぼほぼ全員揃っているので、だいたいいつも親切心で10分、15分前にするんですけど、今回は3分前とか5分前に指示を出して、それを客席で一人楽しもうかな」と言い放つと、愛之助は「僕はがっつりお仕事させていただくのは初めてなんですよ。今、恐怖に震え上がっています」とおびえていた。
◆取材・文＝山田健史
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