映画字幕翻訳者・戸田奈津子氏が日本語の使い捨てに警鐘「言語は国民のアイデンティティ」<Style2030 賢者が映す未来>
映画「ミッション:インポッシブル」の翻訳に挑戦
続いての「質の高い教育をみんなに」について、戸田氏の提言は「日本語を使い捨てにしない」。 最近日本語が乱れていると感じているという戸田氏は、言語は国民のアイデンティティであり、不必要にカタカナ語を使用することや、SNSで短いメッセージで会話することは日本語を使い捨てにしているのではないかと話した。
言葉を大切にするためには、本などから知識を得ること、教育現場において正しい使い方を教えることが必要だと語った。
また、番組ホスト・龍崎と戸田氏の翻訳で育ってきたという皆川玲奈アナウンサーが映画の翻訳に挑戦。戸田氏が手掛けた映画「ミッション:インポッシブル」の1シーンをそれぞれが翻訳し、難しさを痛感した。