半野喜弘監督の最新作「彼方の閃光」が12月8日(金)に全国公開されることが決定。併せて、本作のポスタービジュアルと予告編が完成した。
日本の戦争の記憶を辿るロードムービー
本作は、幼いころに視力を失った主人公・光。手術は成功するものの、その視界に色彩を感じることができない光が、戦後日本を代表する写真家・東松照明の写真に引かれ、長崎、沖縄の戦争の記憶をたどるロードムービー。
東松照明の写真に導かれ、訪れた長崎や沖縄で戦争の足跡を辿りながら、今そこに暮らし未来を守ろうとする人々の姿を捉え「戦争とは、敵とは何なのか」を次世代へ問いかける。
物語の主人公を演じるのは、映画初主演となる眞栄田郷敦。共演には、池内博之、尚玄、加藤雅也といった俳優陣の他、“日本のヒップホップ・クィーン”として知られるAwichが本格的な俳優デビューを果たしている。
神秘的なポスタービジュアルと予告編の完成
今回解禁されたポスタービジュアルは、色のないモノクロの世界に身を置く主人公・光が“何か”を捉えた刹那の姿と、海面でたゆたう2人の人影を捉えた姿で構成されており、「その瞳に映る世界は、姿を変える」というキャッチコピーが添えられている。
海のシーンは、その神秘的な映像美で作中最も印象に残るシーンの一つであり、映画を観終えた観客だけがキャッチすることになるであろう隠喩を含んだ場面となっている。
予告編では、旅路で光が目の当たりにすることになる今なお残る戦争の痕跡や、光にとってかけがえのない出会いとなる人々の姿の断片、記憶が色のないモノクロの映像美と共に、モンタージュのように紡がれている。
TCエンタテインメント
発売日: 2023/12/22