人気シリーズ「あぶない刑事」の製作発表会見が11月1日に都内で行われ、主演の舘ひろし、柴田恭兵、主要キャストの浅野温子、仲村トオルの4人が登壇。8年ぶりの新作となる映画「帰ってきたあぶない刑事」が2024年5月24日(金)に全国公開されることが発表された。
柴田恭兵「“またやるの?”と何度も思いながら、あっという間の37年」
新作のタイトル、公開日が正式に発表されると、舘は「帰ってきたなという気持ちです。本当にこのメンバー4人がそろうと僕はいつも最強だと思うので、今回も最強のメンバーにまた再び出会えて本当にうれしいなと思っています」とコメント。「もう、とにかく恭様がいれば何も怖くないというか、本当に安心します」と柴田へ信頼を寄せた。
柴田は「『もう(前作の)“さらば”でおしまいになったんじゃないの?』って最初は言いました。でも、やっぱり、舘さんに会いたいな、トオル君に会いたいな、温っちゃんと一緒にお芝居したいなと、やっぱり根っこでは思うんですよね。まさかこんなに一つの役を長くやるとは全く思っていなかったですが、この出会いはやっぱり僕にとってはとても大きくて、本当にうれしいんですよね。舘さんと一緒に芝居をして、温っちゃんの破壊力を見て、トオル君にバカにされつつ(笑)。“またやるの?”と何度も思いながら、あっという間の37年でした。会えてうれしかったです」と、4人がそろったことへの心境を吐露。
一方、浅野は新作の制作決定を聞いた時のことを「“マジ?”と思いました。いつも思うんですけど、変わらないから、会わなくてもこの人たちはみんな変わらないからいいや、という感じで、ずっと来ているから。“マジ?”と思うのもあったけど、まあやるのかなぁって。これでまた8年後にまたやるのかな。ねえ? やんなっちゃうね(笑)」と、復活への喜びを隠せない様子。
仲村も「最初帰ってくるって聞いた時は、“何回帰ってくれば気が済むんだ”って思いました(笑)。でも、やっぱり楽しみでしたし、これも前も感じた感覚ですけど、“あぶ刑事の歩き方”じゃないですけど、自転車の乗り方を忘れないのと同じで、いくらブランクがあっても、舘さん、恭兵さん、浅野さんに会うと、あの時のポジションに戻ってしまうっていう感覚が(ありますね)。だから、ブランクの間もずっと、そこのポジションにいる町田透は僕の中で生き続けているというか、歩き続けていたんだなという感じもありました」と、8年たっても思いは変わらないと明かした。
スタッフから舘ひろし&柴田恭兵ではなく“タカ&ユージ”を見る目
3日前にクランクアップしたばかりだそうで、現場の雰囲気について聞かれた舘は「今回はスタッフが、今までのスタッフと、もちろん監督も違いますし、カメラマン、それから照明さんも違いますし、すごく映像が今っぽいというか、新しい感じで良かったです」と語りながらも、「質問なんだっけ?」とMCに確認。会場が笑いに包まれる中、改めて「現場は楽しかったから、でも…あと頼む」と突然バトンタッチする。
すると、柴田が「今回、監督、スタッフが全員が初めてあぶ刑事を撮る若者ばかりで」と話し始めると、舘が「それが言いたかったんです」と口を挟んだが、柴田は「それで、舘さんがふっと現場に入っていくと、舘さんじゃなくて“ダンディ鷹山だ!”っていう目で、スタッフ全員が見てる感じがしたんです。僕のことも、“あ、セクシー大下がやってきた”っていう感じで。だから、もうこのスタッフの期待に絶対応えようという感じで、スムーズにクランクインできて、その姿勢は最後までみんな、年寄りをかばうというよりも、リスペクトしてくれていたスタッフで、とても楽しかったし、やりやすかったし、感謝しています」とまとめた。
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
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