マイキーがマイキーになった理由とは
東卍と天竺の抗争当日。武道はイヌピーと、黒龍十一代目総長になったことを報告するため、真一郎(CV:松風雅也)のお墓参りに行く。そこに続々と現れるのが、イザナ、マイキー、エマ(CV:内山夕実)の3人。兄妹が全員同じ場所に集った。
「今夜20時 横浜第7埠頭に 東卍総動員で来い」とマイキーに告げるイザナ。対峙する2人の姿を、少し離れた場所から見ていたエマは武道にマイキーへの思いを語る。どんな時でも弱い顔を見せない無敵のマイキー。しかし、エマは使い古したタオルケットを握りしめていないと寝られないマイキーの弱いところを知っていた。
「どっかで張りつめた糸が切れちゃった時 その時は ウチが絶対マイキーを助けてあげるんだ!」
佐野万次郎が“マイキー”になった理由。それは名前が外国人のようなエマのためだった。母親が自身を祖父のもとに預けたきり、迎えにきてくれないことでさみしい思いをしていたエマはそんなマイキーに救われたのである。だからこそ、エマはマイキーの心が折れた時は必ず支えになることを決めていた。
武道の悪い予感が的中、視聴者は阿鼻叫喚
そんなエマの話を聞くうちに、武道はある違和感を覚える。それは、エマという心の拠り所があるにもかかわらず、現代のマイキーが闇落ちしていること。「…エマちゃんって現代にいたっけ?」。武道の悪い予感は悲しくも的中する。
武道とエマが話しているところに、バイクに乗った稀咲(CV:森久保祥太郎)が襲来。その手には金属バットが握られており、自分が襲われると思った武道は身構える。しかし、稀咲が狙ったのはエマだった。
次の瞬間、武道が見たのは頭から血を流して倒れているエマの姿。一気に心拍数が上がり、困惑する頭で武道は思う。「結局 何も 変わらなかったのは これだ」と。稀咲の狙いはマイキーからエマを奪い、孤独にさせること。そうしてマイキーを取り込み、自分に都合の良い東卍を作るためだ。
「終わりだ 花垣武道」
マイキーは最初こそ冷静を保ち、エマをおぶって病院まで連れて行こうとしていた。しかし、一瞬目を覚ましたエマが「ドラケンに伝えて ケンちゃん 愛してる って」「タケミっち… マイ…キーを おねがい…ね?」とまるで最後の言葉を伝え始めると、動揺を隠せなくなるマイキー。
そして、背中にいるエマがどんどん冷たくなっていくのを感じると、その目は次第に色を失っていく。こんなマイキー、見たことがない。皮肉にも、マイキーの心が折れた時は支えになると決めていたエマは、その時いなかった。あまりに辛い展開にSNSでは「エマちゃん…嘘やろ…」「マジでキサキ許さん」「マイキーがこんなに混乱してんの初めてだ」といった阿鼻叫喚の声が集まっている。また、第42話は本編の内容に合わせて、EDの映像もエマを中心とした特別ver.となった。
今夜11月7日(火)放送の第43話では、取り返しのつかない惨劇に武道らの行方に注目が集まる―――。
※島崎信長の崎は正しくは「たつさき」
■文/苫とり子
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