福本莉子コメント「佳美さんは、いつも前向きで一家の太陽みたいな存在」
脚本を読んで実話だということに衝撃を受けました。今もたくさんの人の命を救っているバルーンカテーテル。その誕生の裏側には沢山の奮闘と愛の物語と奇跡がありました。
時代は70年代から2000年代にかけて私が生まれる前のお話だったので当時のヘアメイクやファッションはとても新鮮でした。私が演じた佳美さんは生まれつき心臓に疾患があり20歳まで生きられないと医師に宣告されていました。それでもいつも前向きで一家の太陽みたいな存在だった佳美さん。
撮影に入る前にご家族にお会いさせて頂き当時のお話を伺い、佳美さんが何故こんなにも強く優しいのかが分かりました。ご家族や佳美さんの想いを胸に精一杯演じさせて頂きました。きっと観てくださる沢山の方々に勇気や希望を与えてくれる物語になっていると思います。楽しみに待っていてください。
川栄李奈コメント「明るく励ます面と辛くて苦しい面、その両面を精一杯演じた」
台本を読んだ時、佳美さんが弱っていく度に胸が締め付けられる思いでした。ただ、悲しさだけではない「希望」「光」「勇気」を感じ、やるからには丁寧に大切に演じたいと強く思いました。
月川監督の、作品はもちろん、前回ご一緒させてもらった時に感じた、優しく温かい人柄が大好きだったので、こうして信頼している方とまた同じ作品を作っていけることが、とても嬉しかったです。
作品が始まる前に、ご家族のみなさんとお会いし、奈美さんとはリモートでお話しをする機会を頂きました。奈美さんが「妹の前では明るく振る舞っていましたが、陰ではずっと泣いていましたよ」と仰っていて、いつも明るくみんなを励ましてくれるお姉ちゃんと辛くて苦しくて気持ちが溢れ出す奈美さん、その両面を精一杯演じようと、自分なりに一生懸命役に向き合いました。
この奇跡のような実話を、どうかたくさんの方に受け取ってもらえたらと思います。
新井美羽コメント「実在する方を演じるのは初めてだったので、すごく新鮮でした」
この作品のお話をいただいた時は、監督、キャストの皆さんとご一緒できるのがとても楽しみでした。そして台本を読み、筒井家一人ひとりの愛情の深さや強さを感じて、魅力的な方達だなと思ったのと同時に、演じることへの責任感も強く感じました。
作品に入る前に、実際に寿美さんにお会いする機会をつくってくださり、ご家族のことや姉妹の関係性について聞かせていただきました。私自身、実在する方を演じるのは初めてだったので、ご本人に会うのはすごく新鮮でした。役作りをする上で、家族としての立ち位置や、どんな風に演じたらいいのだろうと悩むところはあったのですが、寿美さんが「好きなようにやっていただいて大丈夫です。」と言ってくださり、心強かったです。
台本を読んでいても演じていても、温かくて繊細で愛に溢れた家族なのを実感しました。とても心温まるストーリーなので沢山の方に届くといいなと思います。