八木勇征がドラマの撮影裏話を明かす「育(三郎)さんは歌とピアノがすごくお上手で、合間に音楽についてお話をさせてもらっています」<ハイエナ>
大人の余裕を感じる現場なので、すごく新鮮です
――2023年は「美しい彼(シーズン2)」(TBSほか)や「ホスト相続しちゃいました」(フジテレビ系)など、俳優としての仕事も多かった。
お芝居の仕事はめちゃくちゃ楽しんでいます。よく「仕事が忙しくてインプットする時間ないでしょ」と言われるのですが、僕にとっては全部インプットの時間。表現に関してもかなり通ずるものが多いんですよ。
芝居のときに大事になる、セリフの読み方や声色、表情なども、ミュージックビデオを撮るときにかなり生かせますし、これまで以上に歌詞の読み方が変わったと思います。
例えば、切ないラブソングで「さようなら」という歌詞があったとして、ただ悲しいだけなのか、楽しいこともあったよと感謝しつつなのか…。曲調だけではなく、歌詞の奥にある状況についてイメージを膨らませられるようになりました。
そして、実際のレコーディングでも、それに合わせた声が出せるように少しずつなってきたというか…。お芝居の仕事を経験することで、自分の引き出しも増えてきています。
――「ドラマの現場でキャストと話すことも刺激になる」とのこと。
育(三郎)さんは歌とピアノがすごくお上手で、合間に音楽についていろいろお話をさせてもらっています。これまでの同世代が多いドラマと違って大人の余裕を感じる現場なので、すごく新鮮です。
――ドラマもいよいよ後半戦。
凛子さんと一条さんが対立を続けるのか、協力するのか…。いろいろ考察できる作品なので、今後の展開を予想しながら見てください!
取材・文=玉置晴子
rhythm zone
発売日: 2023/12/05