「透明感あふれるナギのイメージにふさわしい声」
本作のプロデューサーは「Dreams」をイメージソングに選んだ理由に関して、「ファンタジー・アドベンチャー作品である『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』は、日本ドラマという枠にとどまらない世界観を持っており、その壮大さを表してくれる楽曲として、『恋する惑星』でフェイ・ウォンがカバーしたグランベリーズの『Dreams』を思いつきました。この楽曲は元々ラブソングであるものの、夢の中に現れる誰かによって自分が変わっていく、という物語を原曲の歌詞に感じることができ、まるで本作のナギのことを指しているようだと思いました」と楽曲を決めた理由を語った。
さらに、佐藤千亜妃の起用理由と彼女が歌い上げた日本語でカバーした楽曲について、「曲の前向きさと力強さを大切にしつつ、その透明感あふれるナギのイメージにふさわしい声で歌い上げてくれるシンガーを考えた時に、佐藤千亜妃さんに思い至りました。出来上がった楽曲は、ナギが新たな決意をするその心情に寄り添った、素晴らしい出来栄えになっていました。佐藤さんの歌声でなくては成し得なかったこの楽曲は、きっと観る人たちの心を捉えて離さないものになると確信しています」とコメントを寄せている。
似た者同士の2人が出逢い、成長する
また併せて解禁されたミュージック特別映像は、佐藤のメロウで透き通った歌声に乗せて、本作の主人公・ナギとタイムの出逢い、そして2人が壮大な冒険へ臨む様子が映された、子供の頃に絵本を開いた時のようなワクワク感と、どこか懐かしさを感じるエモーショナルな映像となっている。
音を聞くことで色が見える特殊な体質がきっかけで周囲にどこか馴染めなさを感じているナギと、異世界<ウーパナンタ>で、ドラゴン乗りとして最も重要な“ドラゴンたちの声”を聴くことができずに“落ちこぼれ”として扱われ、居心地の悪さを感じているタイム。遥かなる別々の地で、周りと少し違う自分に生きづらさを感じる似た者同士の2人が出逢うことで、お互いに影響し合い、成長していく。