2017年より「ヤングマガジン」にて連載中の人気コミックを佐々木蔵之介の主演で実写化し、2023年にMBS/TBSドラマイズム枠で放送されたドラマシリーズ「マイホームヒーロー」(ディズニープラスで配信中)。その最終回から7年後を舞台に描かれる「映画 マイホームヒーロー」が、3月8日(金)に全国公開する。
7年前、娘である零花を守るために、その彼氏を殺して殺人犯となったサラリーマン・鳥栖哲雄を演じる佐々木と、7年の時を経て警察官となった零花役の齋藤飛鳥に、本作への思いや互いの印象、世間には言えない自らの“秘密”を語ってもらった。
佐々木蔵之介「なかなか巡り会えない、僕にとって非常に大切な役」
――ドラマ版に続いての映画公開となりますが、今作にどのような思いがありますか。
佐々木:普通のサラリーマンがスーパーマンのようになってしまうギャップ、そして“殺人犯なのにヒーロー”というギャップがすごく面白いと思います。サスペンスでもありつつ笑いもあり、様々な要素のある作品です。今回のような役には、なかなか巡り会えないので、すごくありがたかったし、僕にとって非常に大切な役でした。
齋藤:私が演じた零花ちゃんは、ドラマから映画にかけての変化がすごく大きいです。零花ちゃんはたくさんの愛を受け、それをちゃんと自覚して、自分も愛を返す、ということができる人だと思うので、そこを必ず忘れないように意識しながら演じました。
――アクションシーンも迫力がありました。
佐々木:僕はドラマ版の時から、蹴られたり殴られたりしていて、地上波のドラマとしては、すごく攻めていた内容だったと思います。映画ではたがが外れたのか、さらにやられましたが(笑)、それは覚悟していました。ああいったアクションがあってこその作品だと思うので、安全に気を付けつつ、楽しみながら撮影をしました。
齋藤:私は、映画の脚本を読んだ時には自分がこんなにまで登場するとは思っていなかったので、「零花ちゃんがこんなに物語の核の部分に関わってくるんだ」と驚きました。優秀な警察官になって真実にどんどん近付いていく零花ちゃんが、「それくらい頭の切れる人間である」ということを、アクションや所作、しゃべり方で見せなきゃいけないと感じていました。ドラマの時とはまた違った種類の責任感があって、撮影が始まる前は気が重かったですが(笑)、無事にやり終えられて良かったです。
――齋藤さんは気が重かったんですね(笑)。
齋藤:ドラマで零花ちゃんが出てくるのは、基本的に“ほっこりシーン”だったんですよね。なのに映画になったら急に出番がたくさん増えて、すごく動かなきゃいけなくて(笑)。
佐々木:「こんなに出なくていいですから」ってずっと言ってたなあ(笑)。聞いてもらえなかったでしょ。
齋藤:全然聞いてくれませんでした(笑)。
齋藤飛鳥は「すごく信頼できる女優」
――齋藤さんは、佐々木さんとの共演で学びになったと感じることは何かありますか。
齋藤:私は映画が好きで、映画館によく行くんですが、そうすると必ずと言っていいほど予告なり本編なりで蔵之介さんが出ているんです。それほどキャリアがあって、お芝居をたくさんしてきたような方が、現場で原作を持って、真摯に作品に向き合っている姿を見ると、「お仕事はこうやってするべきなんだな、私ももっとちゃんとしなきゃな」とすごく感じました。
――では佐々木さんから見て、齋藤さんはどんな女優でしょうか。
佐々木:当たり前のことではあるんですが、しっかり準備してきますね。それを表に出すわけではないけれど、現場ではちゃんと正解を出してくれる。ものすごく信頼できる女優です。
齋藤:すごい褒めてくれてる。ちゃんと全文載せてください(笑)。
3月8日(金)全国ロードショー
配給:ワーナーブラザーズ映画
公式サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/mhh-moviejp/
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https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/my-home-hero/3ByqNKBZd33X
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