主演男優賞に藤原竜也が輝く!「どんくさい役も自分には合っていたのかな(笑)」
'17年春クールにかけて放送されたドラマを対象に開催した「週刊ザテレビジョン 第93回ドラマアカデミー賞」の全8部門の受賞作が決定した。
最優秀主演男優賞には、「リバース」(TBS系)で地味でさえない男を演じ、これまでにない新しい一面を見せた藤原竜也が輝いた。圧倒的な演技で多くの視聴者を魅了し支持を得た藤原に、受賞のコメントをいただいた。
深瀬は面白いし、僕は好きです!
――ドラマアカデミー賞・主演男優賞受賞おめでとうございます。受賞のお気持ちをお聞かせください
皆で作り上げていった作品で、こうして賞を頂けて、とてもうれしいです。塚原(あゆ子)監督、新井(順子)プロデューサーを始めとする多くのスタッフの方々、そして共演者の皆さまには感謝しかありません。受賞できたことももちろんですが、素晴らしいメンバーと一緒にすてきな作品に携われたことを、誇りに思います。
――今までにない、どんくさく、さえないという役柄の男・深瀬を演じるうえで気を付けたことや、苦労した点などはありますか?
深瀬は、自分が今まであまり演じたことの無いタイプの男でしたので、やっていて非常に楽しかったですね。周りの人々に背中を押されているんですけど先に進めない、モゾモゾしていて、時には切なかったり悲しかったりする部分があるのですが、「もっとシャキッとしろよ!」って思う反面、実は自分に合っていたのかなとも感じています(笑)。一歩一歩成長して踏み出していく姿を丁寧に表現したいと思いながらやっていたので、そこが視聴者の方々に伝わってくれていたらうれしいですね。深瀬は面白いし、僕は好きです!
――大学生のシーンや、雪景色、愛媛のみかん農園など印象的なシーンが数多くありましたら、ご自身の中で印象深かったシーンを教えてください
クランクインは、マイナス20℃を超える極寒のロケでしたので、嫌でも印象に深く残っています(笑)。ただ、僕たち俳優部はスタッフの皆さんに守っていただいていましたからね。監督をはじめ、スタッフの皆さんは、本当に大変だったと思います。結果として、とてもきれいな画に仕上がっていたので、うれしかったです。