驚くべきキャスティングで話題をさらったドラマ「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」(毎週土曜夜11:30-0:00 、テレビ朝日系)の第3話が2月3日に放送。不貞を働く妻・綾香役の篠田麻里子が相変わらずの強烈な演技を見せ、SNSでも「今回も全員ぶっ飛んでて笑った」「『視力2.0だ』が意味わからな過ぎて腹抱えたわ」「麻里子さまの悪嫁っぷりは何度見てもすごい…」といった声が相次いだ。(以下、ネタバレを含みます)
「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」とは
同作は、大竹玲二による漫画「離婚しない男」(講談社ヤングマガジンKC)を原作に、3月31日(日)をもって放送作家業・脚本業からの引退を発表している鈴木おさむが脚本を担当。妻の不倫に気付かぬ振りをしながら不倫の証拠を日々収集し、父親が親権を獲得するという困難な壁に立ち向かう男の姿を描くリコン・ブラックコメディーだ。
主演の伊藤淳史が演じるのは、妻の不倫を目撃し離婚を決意する大手新聞社の社会部エース記者・岡谷渉。そして、渉の妻・綾香(篠田麻里子)と不倫を繰り返す芸能事務所のチーフマネジャー・司馬マサトを小池徹平が、渉とバディを組んで綾香の不倫の証拠集めにまい進する探偵・三砂裕を佐藤大樹が、親権事案において日本有数の解決実績を誇る敏腕弁護士・財田トキ子を水野美紀が演じる。
綾香の過去と今
指までけがをした前回の証拠集めだが、実は録音できていなかった。罪悪感と綾香への愛情が捨てきれないばかりに、録音開始のボタンが押せなかったというのだ。それを聞いた弁護士・財田は激怒。
「そんな甘い気持ちで親権が欲しいとか、二度と言わないでほしいです。あなたが親権を取るということは、妻の心臓をもぎ取ることと同じなんです。殺すことと同じ！罪悪感も情も捨てきれないようなやつが、踏み込んでいいことじゃない！」。財田の鬼のような気迫と自分の情けなさに、渉は涙を流して決意を新たにした。
一方、今回はこれまでより綾香にフォーカスが当てられることに。ときは彼女がアイドルとして活動していた時期にさかのぼる。母からの願いで急きょ100万円を用立てることになった綾香は、アイドルユニットのプロデューサーと恋人関係になることで急場をしのぐ。
だが、プロデューサーから目をかけられていた綾香を恨んだ同じユニットの仲間にスキャンダルを売られ、アイドル引退を余儀なくされる。それから母が経営するスナックで働いているうちに渉と出会い、彼から熱烈な告白を受けて結婚。心寧(磯村アメリ)を授かった…というアウトラインだ。
だが、心寧が大きくなってしばらくして、テレビにアイドル時代の相方が映った。彼女は仲間を売ったことをおくびにも出さず、「元相方がスキャンダルを起こして。彼女も今は子どもができて幸せらしいんで。綾香、サンキューね！」とコメント。うちに黒い炎が宿った綾香は静かな笑みを浮かべながら、心寧に芸能界デビューをそそのかすのだった。
