ききょうは「愛嬌やあたたかみのあるキャラクター」
そんな2人はのちに、まひろが一条天皇中宮彰子の女房・紫式部となり、ききょうが同じく一条天皇の皇后定子の女房・清少納言となる。2人が宮中にいた期間にはズレがあるものの、『紫式部日記』には清少納言について“得意顔で偉そう”“利口ぶって漢字を書き散らしている”といった痛烈な人物評が残されている。
一方で、ファーストサマーウイカ自身はききょうについて「愛嬌やあたたかみのあるキャラクター」とも語っている。意気揚々とまひろの感想を否定するききょうだが、その表情からはそれほど嫌味を感じない。むしろ、自分と同じく漢詩好きの姫を見つけた喜び――そんなものすら感じさせるキャラクターだ。
そんなききょうに、視聴者からも熱い感想が続々。明るいキャラクターに「ききょうのキャラ最高にいい!」「ズバッと斬る感じ、いいなぁ。愉快なひと」「空気をあえて読まない感じがいい。これぞ清少納言、解釈一致!」といった好感の声が多く上がったほか「私はそうは思いませんって言ってるききょう、楽しそうww」「まひろに対してマウントとろうっていうんじゃなく、“やっと学問について互角に語り合える相手が現れた”って思ってそう」といった感想も。
反響も大きかった。X(旧Twitter)では放送後、「#光る君へ」が日本のトレンド1位になったほか、「清少納言」も3位圏内に浮上する沸騰ぶり。また、特定のキーワードとともにつぶやかれた言葉を自動で分析する「Yahoo!リアルタイム検索」の「ポスト数グラフ(感情の割合)」機能によれば、「ききょう」に関するポストの80%超がポジティブな言葉とともに発信されたという。
なかなかのインパクトだった初対面を経て、まひろとききょうは今後どんな関係を結んでいくのだろうか。次回は2月18日(日)に第7回「おかしきことこそ」を放送する。