アニメはバレンタインが安達と黒沢の両思い記念日に
勢いよく会社を飛び出し、黒沢の元へと向かう安達。そして「俺も 黒沢のこと好きだ」と告白の返事を伝える。黒沢が自分を大事にしたいと思ってくれているように、安達も黒沢のことを大事にしたいと素直に思った。
ようやく思いが通じ合った2人。あまりに嬉しくて、人通りのある道にもかかわらず、安達を抱きしめてしまう黒沢。その瞬間、黒沢の言葉にならない感情が安達の中に流れ込んできた。「黒沢の心に触れるために 俺は魔法使いになったのかもしれない」という安達のモノローグは本作屈指の名台詞だ。
2人の両思いを願っていた視聴者からは「やっと結ばれたー!!!くろあだおめでとう」「大好きなシーンの1つが観れて幸せ」「藤崎さんに気持ちがいきそうになるけれど、心の中は既に黒沢さんでいっぱいな安達くん、そして嬉しそうな黒沢さんにもうお赤飯沢山炊いちゃうぜ…」といった祝福の声が寄せられた。
また、この日はバレンタインの放送ということもあり、「ハッピーバレンタイン両想い記念日〜〜ッッ」「チョコより甘いバレンタイン」「両想いおめでとぉぉ。しかもバレンタインの夜になんて、なんてもってるのくろあだっ!!」という声も挙がっている。
柘植の恋も進展! 声優・古川慎のコミカルボイスが際立つ
一方、今回は安達の友人・柘植(CV:古川慎)の恋も少しだけ進展した。宅配員の湊(CV:佐藤元)に恋をしてからというものの、小説で描くヒロインがツンデレキャラになったり、やたら通販を頼むようになったりと我を忘れることが多くなった柘植。
そんな中、気分転換にと出かけた先で悩みの種である湊と遭遇。「茶でもどうだ」というぎこちない誘いは断られてしまったが、湊が手に持っていたスニーカーをきっかけに話が広がる。プロのダンサーを目指し、日々練習をしているため、すぐにスニーカーがダメになってしまうという湊。柘植は思わず感心するが、湊には悩みが。一緒にダンスをやっていた仲間は次々と就職してしまい、自分もいつまでもこのままじゃダメだという思いを吐露する。
すると、すかさず「わかる!」と共感を示す柘植。学生の頃から小説家を目指していた柘植にも同じような悩みを抱えたことがあるという。その上で、「君はまだ本当は 諦めたくはないんじゃないか」と湊に問いかけた。練習で痛んだ靴が何よりの証拠だ。ハッと我に帰り、説教臭いことを言ってしまったことを柘植は後悔するが、湊には刺さった様子。「俺の名前 君じゃなくて湊って言うんで」と自分の名前を告げて帰っていく湊に、柘植はいくらでも靴を買ってあげたくなるのだった。
柘植と湊の距離が少し近づいた今回のエピソード。柘植を演じる古川慎の大人の色気溢れるイケメンボイスとコミカルな演技とのギャップも印象的だった。
次週はついに安達と黒沢が初デートを果たす。両思いになったことを藤崎にも勘付かれるほど、会社でも安達への思いがダダ漏れな黒沢。ますますテンションが爆上がりするであろう心の声を聴けるのが楽しみだ。
◆文=苫とり子
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スクウェア・エニックス
発売日: 2022/04/21