涼海すう「短い期間でメジャーデビューは当たり前のことではない」
――メジャーデビューは大きな節目だと思いますが、初めての聞いた時の心境は?
涼海:1年半という短い期間でメジャーデビューさせていただけるのは、本当に当たり前のことではないと思いますし、ありがたいことだなと思います。なので、いつも支えてくださる、応援してくださるファンの皆さま、家族、友達、そしてスタッフの皆さまなどなど、たかねこのことを愛してくださる、支えてくださる皆さまに恩返しができるように、これからもっともっと成長していきたいなと思っています。
東山:高嶺のなでしこには、メジャーデビュー経験のあるメンバーもいたので、私は未経験だし、メンバーの足を引っ張らないように頑張らないといけないなって思いました。これはたくさんの方に知っていただけるチャンスだと思うので、パフォーマンスをレベルアップして、見ていただけた時に好きになってもらえるように頑張らないといけないなって、改めて気合が入りました。
葉月:私はメジャーデビューという言葉にあまりなじみがなくて、私とは無縁のような言葉だと思っていたので、驚きばかりで、うれしいなとかは分からなかったんですけど、メジャーデビューという言葉について調べてみた時に、こんなたくさんの方に見てもらう機会ができたり、活動する幅が広がるんだなってことを改めて実感して、とてもうれしく思いました。
それと同時に、まだ1年半しか活動していないので、未経験なこともたくさんあるので、足を引っ張らないように、もっともっとメンバーと一緒にやっていけるように頑張ろうと思いました。
春野:初めてメジャーデビューって教えていただいた時は、ライブの時だったんですけど、その時はいまいちパッとしないというか、「ほぉ、メジャーデビューか」みたいな、ほわほわした感じのイメージでした。
ずっと先の話だなと思っていたんですけど、ファンの皆さんからの「おめでとう」「頑張ってね」のメッセージだったり、こうして取材してくださったり、お仕事がメジャーデビューに向けて変化していくのを感じて、だんだん実感が湧いてきたというか、たくさんの方が期待をしてくださっているので、その期待に私たちも全力で応えていけるように頑張っていきたいなと思っています。
「美しく生きろ」は「同じアイドルの職業をしてる人に聴いてほしい」
――デビュー曲「美しく生きろ」はどんな曲ですか?
東山:すごくストーリー性とかメッセージ性のある楽曲になっていて、実際にメンバーがオーディション中、グループに加入する前に発した悔しかったこと、悲しかった出来事の言葉とかが歌詞に入っていて、その歌詞を実際にその子が歌っているという、ストーリー性のあるものになっているんです。そういうことを知るとよりエモい楽曲なんじゃないかなって思っていて、HoneyWorksさんが作詞をしてくださっているので、HoneyWorksさんの思う「アイドルはこうあってほしい」みたいな理想像なども込められていますし、私たちのメジャーデビューに対する決意とか、気合とかもこもっている楽曲になっているんじゃないかなって思います。
――「恋を知った世界」の方はいかがでしょうか?
春野:女の子の切ない恋の葛藤だったり、苦しさだったり、っていうところから始まって、恋を知らなかった女の子がだんだん恋を知って、どんどん積極的になったり、楽しくなったりっていう思いがどんどん溢れていく楽曲なんですけど、その女の子の繊細な恋心をすごく表していて、同世代の女の子、恋をしてる女の子にすごく刺さる曲なんじゃないかなと思っているので、そんな女の子たちにも聴いてほしい曲です。
――歌詞の中に「好き」って何回も出てきますね。
東山:はい。最後の歌詞で「好きです」って連続で3回出てくるんですけど、「好きです…」「好きです。」「好きです!」ってだんだん強くなっていくのが思いが溢れている感じがして、すごくお気に入りの歌詞です。
涼海:1曲で少女漫画を読んでいる気持ちになれるような(歌詞になっている)感じですね。
――これらの曲は誰に聴いてほしいですか?
春野:「美しく生きろ」は、同じアイドルの職業をしてる人に聴いてほしいなっていう思いがあります。もちろん、ファンの皆さんにも聴いてほしい曲なんですけど、アイドルの皆さんには、特にストレートに刺さる歌詞なんじゃないかなと思っているので、アイドルの清らかだったり、かわいかったりとか、楽しそうな部分だけじゃなくて、むしろそっちの面の歌詞が少ないぐらいの、ちょっと苦しかったりとか、でも頑張ろうみたいな踏ん張る歌詞なので、今ちょっと諦めそうになっている方や同じ夢を持っている方に、ぜひ聴いてほしいなと思っています。
東山:メンバーの(籾山)ひめりちゃんが、「自分の進路に迷った時にこの曲を聴いていたかった」って言っていて、受験や将来の夢とかで迷っている方にも、「この道は間違いじゃないんだよ」っていうことを言ってくれているような、背中を押されるような歌詞になっているので、自分の夢や将来に不安を感じている方にも聴いてほしい歌だなって思います。