櫻井翔主演のドラマ「新空港占拠」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系／Huluにて配信) の考察が加速している。その中でも焦点は、2月24日に放送された第7話で明らかになった“山猫”が本当は別の誰なのかということと、獣の面をかぶった武装集団のうち、まだ姿を見せていない“犬”だ。(以下、ネタバレを含みます)
武蔵が山猫の正体を暴く
本作は、2023年に放送された「大病院占拠」(日本テレビ系)の続編。神奈川県初の国際空港「かながわ新空港」を突如として獣の面をかぶった武装集団が占拠。神奈川県警捜査一課の武蔵三郎(櫻井)が再び巻き込まれる。与えられた期限はわずか1日。極限状態で繰り広げられるタイムリミット・バトル・サスペンスとなる。
武蔵の妻で心臓外科医の裕子を比嘉愛未、裕子に接触する謎の男・大河をジェシー(SixTONES)、事件の指揮官を務める神奈川県警刑事部捜査一課特殊班(SIS)管理官・和泉さくらをソニン、武蔵の姉で人質となっている神奈川県議会議員・二葉を奥貫薫が演じる。
前作に次いで考察欲をくすぐる物語。第7話では、獣たちが武蔵に空港建設の黒幕でもある山猫の正体を暴くように命じ、初代は10年前に病死していたがその後を継いだのが人質の中にいる衆議院議員・北見(手塚とおる)だと分かった。
獣の“鼠”だった大河がつぶやいた「本当の山猫…」
ところが、その後、裕子を捕らえている謎の男で、獣の“鼠”であった大河が、あるデータを調べていると「山猫は北見じゃない。本当の山猫…」と驚きの表情でつぶやいた。
獣たちのアジトの描写からすると、占拠事件を起こす前にすでに北見が山猫を継いでいることは分かっていて、武蔵に調べさせたのは白日の下にさらすのが目的のようだった。その北見以外の存在を示す大河の言葉は新たな謎を生んだ。
大河の持っているデータは、北見の養子となっていた警察官・綾部(吉田健悟)が探していたもの。ということは、自分が山猫と認めた北見が隠そうとしていた真実を大河が見つけたということだ。
「本当の山猫」について、SNSの考察の声を探ってみると、多いのが武蔵の姉・二葉。初代山猫が政財界を牛耳っていた人物であり、接点があった可能性も高い。
ただ、第7話で全開の病院占拠のリーダーだった大和(菊池風磨／Sexy Zone)に横浜署の本庄(瀧内公美)が接見したとき、「山猫は1月13日に空港に来る」という暗号を獣の“蛇”こと駿河(宮本茉由)に送っていたとされた。第1話で二葉は30年前に失踪した兄・健一のことで呼び出されて空港に連れ去られることになったと武蔵に明かす描写があり、武蔵と同様に獣におびき出されたとすれば当てはまらないようにも思える。
